米地区連銀景況報告、「米景気、一部で強まる」

米連邦準備制度理事会(FRB)は17日、全国12地区の連銀景況報告(ベージュブック)を発表しました。
それによると、米景気は「わずかから緩やか」に拡大したとの認識を改めて示しつつも、一部では強まっていると指摘し、減速の一服を受けた底堅さを示唆する内容となりました。
この中、製造業の活動は「好調」と報告され、企業などの資金需要が伸びていると判断されました。
セントルイス、フィラデルフィア連銀は「前回(報告時点)から経済活動が幾分改善した」と評価しました。
また、弱さが目立っていた住宅販売は、大半の地区で「より強い」とされています。
この他、米雇用も増加し、賃金上昇圧力につながっていると分析しました。
さらに、物価は「控えめに上昇した」としつつ、インフレ加速への言及はありませんでした。