連休前の本邦勢の動きを注目

今週の為替相場は、大型連休を控えた本邦勢の動きを注目したいと考えます。



大型連休の前には、海外に渡航する人たちが、空港で両替をするために、ドル需要が高まり、思わぬドル需要がありました。



今は、さすがにカードで買い物をするなどして、あの当時のようなドル需要、外貨需要はありませんでしたが、やはり、ある程度の円売り需要があると考えています。



また、日本の輸出業者は長い休日に入ることで、それなりの円買い需要がありました。



円売り需要と、円買い需要がどんな形で出て来るのか注目したいと思います。



この中、米中通商交渉の行方がなお材料になると思います。



一部では米中通商交渉は合意が近いとの声が出ていますが、やはり対立は解けないと指摘する声もあり、米中通商交渉の行方次第で、一波乱も二波乱もあるのではないとみています。



今週は、日本がかつてない大型連休に入ることで、大型連休中に相場が荒れることが予想され、その動きには注意が必要だと考えています。



年初来の動きをみていると、為替変動は少ない動きが続いており、この大型連休を境に、大きな変動が起きる可能性もあります。



連休中に発表される米雇用統計、あるいは米中通商交渉、日米貿易交渉の行方など、様々な材料を注目したいと思います。



予想レンジは、ドル円108.20113.20円、ユーロ円が123.20128.20円、英ポンド円が142.20148.20円、豪ドル円76.2082.20円。