21日の経済指標

【日本】
5月の全国百貨店売上高は前年比0.8%減少
日本百貨店協会が21日発表した5月の全国百貨店売上高は4443億円と、前年比0.8%減少しました。
2カ月連続のマイナスで、5月は改元商戦や大型連休による消費の伸びが期待されましたが、大きな押し上げ要因にはならず、逆に連休後の反動減が響いた模様です。 

【ユーロ圏】
6月のユーロ圏総合PMI速報値は52.1に上昇
IHSマークイットが21日発表した6月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.1と、前月の51.8から小幅上昇しました。
ただ、世界経済の減速や貿易戦争に対する懸念を背景に、企業の楽観度合いは過去5年近くで最低となりました。
6月の総合PMIは昨年11月以来の高水準でした。
サービス部門が上昇する一方で、製造業は好不況の分かれ目となる50を5カ月連続で下回りました。
サービス部門PMIは53.4で、前月の52.9から上昇しました。
製造業PMIは47.8で、前月は47.7で小幅上昇し、5カ月連続で50を下回りました。
生産指数は48.8で、前月の48.9から低下しました。
製造業の需要は9カ月連続の減少しました。
昨年9月以降、受注残高の減少が続いています。
新規受注指数は46.6で横ばい。
サービス業の需要も引き続き低迷し、雇用指数は53.8で、前月の54.0から低下しました。
総合先行き生産指数は58.7と、前月の59.8から低下し、2014年10月以来の低水準となりました。

【ドイツ】
6月の独総合PMI速報値は52.6と横ばい
IHSマークイットが21日発表した6月のドイツの総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.6と横ばいでした。
ただ、6月のサービス部門PMIは55.6(前月は55.4)と、2カ月ぶりの高水準でした。
製造業PMIは45.4(同44.3)と、4カ月ぶりの高水準でした。

【フランス】
6月の仏総合PMI速報値は7カ月ぶり高水準の52.9に上昇
IHSマークイットが21日発表した6月のフランス総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は52.9と前月の51.2~上昇し、昨年11月以来、7カ月ぶりの高水準となりました。
サービス部門PMIも5月の51.5から53.1に上昇し、昨年11月以来の高水準となっています。
製造業PMIは50.6から52.0に上昇し昨年9月以来の高水準でした。

【米国】
5月の米中古住宅販売件数は年率換算で534万戸
全米リアルター協会(NAR)が21日発表した5月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比2.5%増の534万戸となりました。
前年比では1.1%減少し、前年比での減少は15カ月連続となります。
4月分は521万戸に小幅上方修正されました。