21日の経済指標

【日本】
2月月例経済報告、景気「緩やかに回復」も、企業収益・生産を下方修正
政府は21日、2月の月例経済報告を発表し、景気は「緩やかに回復している」との判断を14カ月連続で踏襲しました。
ただ、個別項目では、企業収益と生産を下方修正しています。
また、海外経済は先月の中国に続き、台湾とユーロ圏を下方修正しました。
先行きの懸念としては、中国経済に加えて、海外の政策に関する不確実性を指摘しています。
なお、生産は、前月の「緩やかに増加している」との判断に、「一部に弱さがみられるものの」との文言を加え、企業収益も「改善している」を「改善に足踏みがみられる」と修正しました。

1月のスーパー販売額は前年比3.4%減
日本チェーンストア協会が21日発表した1月の全国スーパーマーケット総販売額は、前年比3.4%減の1兆878億円となりました。
1月は、農産品の相場が下がったことなどから主力の食料品が同3.8%減と苦戦し、衣料品も同11.7%減となりました。

【ユーロ圏】
2月のユーロ圏総合PMI速報値は51.4
IHSマークイットが21日発表した2月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は、49.2と2013年半ば以来の低水準となりました。
ただ、総合PMI速報値は51.4と前月の51.0から上昇しました。
サービス部門PMI速報値は52.3と、前月の51.2から上昇、これが総合PMIを下支えしました。

【米国】
1月の米中古住宅販売戸数は494万戸に
全米リアルター協会(NAR)が21日発表した1月の米中古住宅販売戸数は年率換算で前月比1.2%減の494万戸と、2015年11月以来の低水準となりました。