米FRB金融報告書、「米利上げ停止、長期化も」

米連邦準備制度理事会(FRB)は22日、半期ごとに連邦議会に提出する金融政策報告書を公表しました。
それによると、世界経済の減速や米中貿易摩擦などが景気鈍化につながる恐れから、「数年先の想定金利水準が低下した」と指摘し、現在の利上げ停止が長期化する可能性を示唆しました。
報告書は、2018年の経済成長率が「3%をわずかに下回った模様だ」とした上で、今年は減税効果の剥落などで鈍化すると予想し、中国の景気減速や落ち着いた物価動向を踏まえ、金融・経済情勢を「忍耐強く」見極め、政策判断を急がない姿勢を強調しました。