17日の経済指標

【日本】
2018年度の貿易赤字は1兆5854億円
財務省が17日発表した2018年度の貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1兆5854億円の赤字でした。
米中貿易摩擦の影響で中国経済が減速し、2018年秋以降に輸出が鈍化したほか、原油価格の上昇に伴い輸入額も増え、年度ベースで3年ぶりの赤字となりました。
日本の対米貿易黒字は前年度比6.7%減の6兆5260億円で、2年ぶりに減少しました。
輸出は自動車と関連部品が減ったため、2.9%増にとどまった一方、輸入は航空機や原油が伸び、22.1%増加しました。
対中国は輸出入額ともに過去最高を記録したが、通信機や光学機器の大幅な輸出減が響き、貿易赤字が3兆5815億円に膨らみました。
赤字幅の拡大は3年ぶり。

【欧州】
3月の欧州新車販売台数は前年比3.9%減
欧州自動車工業会(ACEA)が17日発表した3月の欧州連合(EU)の新車販売台数は、前年比3.9%減の172万2442台となりました。
マイナスは7カ月連続。
主要市場の国別では、イタリアが9.6%減、スペインが4.3%減、英国が3.4%減、フランスが2.3%減、ドイツが0.5%減となりました。

【ユーロ圏】
3月のユーロ圏消費者物価指数改定値は前年比1.4%上昇に鈍化
欧州連合(EU)統計局が17日発表した3月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)改定値は、速報値と同じ前年比1.4%上昇で、2月の1.5%上昇から伸びが鈍化しました。
前月比では1.0%上昇でした。