17日の経済指標

【中国】
中国人民銀、預金準備率を引き下げ=17日に第2弾の約1000億元供給
中国人民銀行(中央銀行)は17日、預金準備率引き下げ第2弾で約1000億元相当の長期資金が供給されたと発表しました。
人民銀はまた、月末の流動性水準の安定維持に向け、期間14日のリバースレポで1500億元を供給したと明らかにしました。
人民銀行は5月に地方の商業銀行の預金準備率を段階的に引き下げる計画の詳細を発表しました。
地方の商業銀行を対象に預金準備率を5月15日、6月17日、7月15日の3段階に分けて引き下げると発表していました。

【ドイツ】
独連銀月報、ドイツ経済は第2四半期に若干縮小
ドイツ連邦銀行(中央銀行)は17日発表した月報で、第2四半期の国内総生産(GDP)は、第1四半期の一時的な押し上げ効果が剥落したため若干減少するとの見通しを示しました。
第1四半期のGDPは、個人消費や建設セクターが好調で前期比0.4%増加しました。
月報では「ドイツ経済は春に若干縮小したとみられる」とし、「第1四半期GDPの顕著な増加に寄与した特殊効果は剥落ないし反転している」と述べました。
また、月報は、第1四半期に比較的穏やかだった天候に助けられて活発だった建設の動きが鈍っていると指摘し、製造業の低迷が引き続き経済の足かせとなっているとし、「国内主導型のセクターを支える力強い勢いは基本的に続いている。経済の二極化が続くとみられる」と指摘しました。

【米国】
4月の中国の米国債保有は17年5月以来の低水準=米財務省
財務省が17日発表した対米証券投資統計によると、中国の4月の米国債保有は1兆1130億ドルと、前月の1兆1200億ドルから減少しました。
減少は2カ月連続で、2017年5月以来の低水準となっています。
ただ、中国は依然として世界最大の米債保有国となっています。
日本の米国債保有も、1兆640億ドルと、前月の1兆780億ドルから減少しました。
4月の海外投資家による米財務省証券投資は、169億4900万ドルの買い越しとなりましたが、前月は125億2600万ドルの売り越しでした。
海外民間投資家の米国債投資は453億6600万ドル、前月は9100万ドルでした。
海外投資家の米株式投資は、9億6400万ドルの売り越し、前月も236億3800万ドルの売り越しでした。
売り越しは12カ月連続となります。
海外投資家による米長期有価証券投資(株式スワップ等除く)は、469億ドルの買い越しで、3月は259億ドルの売り越しでした。