2日の経済指標

【日本】
1年後の企業の消費者物価見通しはは0.9%上昇=日銀短観
日銀が2日発表した6月の全国企業短期経済観測調査(短観)における「企業の物価見通し」によると、企業が想定する消費者物価の前年比上昇率は、平均で1年後が0.9%上昇となり、前回の3月調査から横ばいとなりました。
調査では、企業の消費者物価と販売価格について、1年後、3年後、5年後のそれぞれの見通しを聞いていますが、いずれも大きな変化はみられていません。
1年後の消費者物価見通しは3四半期連続で前年比0.9%上昇となり、2016年3月調査で1%を割り込んで以降、3年以上にわたってゼロ%台後半での推移が続いています。
3年後は同1.0%上昇と前回の同1.1%上昇からわずかに低下、5年後は同1.1%上昇で、前回から横ばいでした。
同時に公表した各企業の主要な製品・サービスの販売価格見通しは、現在と比べて平均で1年後が0.7%上昇で、前回の0.8上昇から小幅低下、3年後が1.2%上昇、5年後は1.5%上昇で、いずれも前回から横ばいでした。