今週も各国で経済指標の発表があります。日銀や英国では政策金利を決定する会合が 開かれますが、大きな材料が出尽くした後だけに、 経済指標などでの動きは期待しにくいと考えます。米国では 【8日】 FOMC議事録9月16日・17日分【9日】 最新週の新規失業保…

黒田東彦日銀総裁は3日午後の衆院予算委員会で、 円安の進行によって輸入物価が上昇する一方、 輸出や企業収益が改善するとし、円安は 日本経済全体にとってマイナスではない との認識を改めて示した。前原誠司委員（民主）の質問に答えた。総裁は円安が日本…

国際通貨基金（IMF）のラガルド専務理事は2日、 各国が高債務と低雇用からの脱却に苦戦するなか、 世界的に低成長が長期化する恐れがあるとの見方を 示した。専務理事は来週ワシントンで開かれるIMF・ 世銀年次総会を前にジョージタウン大学で講演。景気回復…

イングランド銀行（英中銀）のブロードベント金融政策委員は、 失業率が高止まりし賃金の伸びが金融危機前の水準を大きく 下回るなか、英中銀は現時点で利上げに動く必要はない との考えを示した。同委員は2日放映予定のITVとのインタビューで、 中銀は適切…

欧州中央銀行（ECB）は2日、主要政策金利を 据え置くとともに、資産担保証券（ABS）及び カバードボンドの買い入れの詳細を明らかにした。中小企業向け融資を促進し、 ユーロ圏の景気押し上げを狙う。買い入れは、カバードボンドが10月中旬、 ABSが10〜12月…

オーストラリア準備銀行（中央銀行、RBA）の イーディー総裁補は2日、住宅市場の過熱を防ぐために 規制当局が新たな措置を検討していることを 明らかにした。年内に中間報告を公表する考えを示した。総裁補は上院で、金融監督庁（APRA）が既に 銀行融資への…

日銀が2日発表した9月の「生活意識に関するアンケート調査」 （第59回）によると、景気が「良くなった」との回答から 「悪くなった」との回答を引いた景況感DIがマイナス20.4となり、 前回6月調査から悪化した。暮らしにゆとりがなくなってきた理由として 物…

日銀が2日発表した9月日銀短観調査全容によると、 主要輸出業種である自動車や電気機械（いずれも 大企業ベース）の2014年度の想定為替レートは、 自動車が1ドル＝100.87円（6月は100.07円）、 電機は100.68円（6月100.04円）だった。それぞれ前回調査時と比…

日銀は2日、9月の全国企業短期経済観測調査 （短観）における「企業の物価見通し」を発表した。企業が想定する消費者物価（CPI）の前年比上昇率は、 平均で1年後がプラス1.5％、3年後がプラス1.6％、 5年後がプラス1.7％となった。いずれも前回6月調査から変…

米証券取引委員会（SEC）のダニエル・ギャラガー委員は 米債市場について、市場に流入する資金が急激に減る 「流動性の崖」を迎えるリスクがあり、利上げが始まれば 「バブル」が崩壊する可能性があるとの認識を示した。同委員は証券トレーダー協会の会合で…