2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

独財務相、ギリシャに1億ユーロ規模の二国間支援提案へ

ドイツのショイブレ財務相は18日にギリシャを訪問し、 同国の経済成長を促進するため、1億ユーロ (1億3100万ドル)の支援を提案する。ギリシャでは今週、政府による公共セクターの 人員削減計画に反対する大規模デモが起きており、 厳しい緊縮措置を支持す…

G20、市場の一段の波乱を想定すべき=ロシア

20カ国・地域(G20)会合の議長国ロシアの 首脳個人代表(シェルパ)を務めるクセニア・ ユダエワ氏は17日、ロイターとのインタビューで、 米経済が回復し米連邦準備理事会(FRB)が 金融緩和政策を縮小する環境が整いつつあるが、 G20は市場の一段の波乱を…

中国シャドーバンキングは100兆円規模の可能性=JBIC副総裁

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史副総裁(元財務官)は17日、 都内で開いた記者団との懇談会で、中国のシャドーバンキング (影の銀行)市場について、100兆円レベルに達している 可能性を指摘し、どこかの段階で処理をしなければいけない 問題であり、要注意…

中国経済の失速を示すものではない=成長率見通し下方修正でADB総裁

中尾武彦・アジア開発銀行(ADB)総裁(前財務官)は17日、 都内で講演し、ADBが中国の2014年の経済成長率見通しを 8.0%から7.5%に下方修正したことについて、「経済の失速を 示すものではない」との見解を示した。足元で広がる「中国リスク」について、短…

固定金利オペの延長、政策の枠組み修正との誤解を懸念=日銀議事要旨

日銀が17日公表した議事要旨によると、6月10〜11日に 開催した金融政策決定会合では、長期金利が不安定な 状況にある中で固定金利(現行0.1%)オペレーションの 資金供給期間1年超への長期化が議論されたが、現時点では 必要ないとの見解で政策委員が一致し…

農地バブル崩壊の恐れはまだない=米カンザスシティー地区連銀総裁

米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は16日、 農地価格の急騰は依然懸念要因だが、価格押し上げの要因は 1980年代の地価急落時の状況とは異なっているとの認識を示した。同総裁はこれまでにも農地「バブル」をめぐり懸念を 表明しており、金融政策に関…

英中銀の出口政策、ガイダンス採用でより円滑に進む可能性=フィッシャー理事

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の フィッシャー理事は16日、利上げ時期に関する より明確な将来の政策指針(フォワードガイダンス)を 市場に示すことで、金融緩和の出口政策がより円滑に 進められる可能性があるとの認識を示した。ただ、出口政策自体…

欧州委副委員長がトロイカ解散呼びかけ、「自力で問題解決を」

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会の レディング副委員長(司法・基本権・市民権担当)は16日、 EU、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の3機関で 構成する「トロイカ」の解散を呼びかけた。副委員長は、ドイツ南西部ハイデルベルクでの市民…

アジアの銀行、金利上昇で資産の質が低下する見通し=ムーディーズ

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは16日、 アジア太平洋地域の銀行の信用の質は既に循環的なピークを打ち、 今後1〜2年にわたり多くの銀行は、金利の上昇を背景に資産の 質の低下に苦しむことになるだろうと警告した。ムーディーズは今週、…

日米欧中銀の非伝統的措置解除は慎重に行われるべき=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は16日、 日米英ユーロ圏中銀の非伝統的措置について、 資本フローに影響を与えたと指摘し、その解除は 段階的に慎重に行われるべきだとの見解を示した。専務理事はブカレストで開いた記者会見で 「米連邦準備理事会(…

現在の政策は当面適切、必要なら一段の緩和余地も=豪中銀議事録

オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)が16日発表した 7月2日の政策理事会議事録によると、中銀は、豪ドルの急落が 時間をかけてインフレをやや押し上げるものの、必要な際の 一段の利下げを妨げるほどではないとした。理事会は、総じて豪ドル安を歓迎し…

アジア開銀、今年と来年の中国成長見通しを下方修正

アジア開発銀行(ADB)は16日、中国の今年と来年の 国内総生産(GDP)成長率見通しをそれぞれ 0.5%ポイント下方修正した。2013年は7.7%、2014年は7.5%となる見込み。4月に公表された2013年版の アジア経済見通しを補足するもの。中国の減速は域内全体に影…

中国シャドーバンキング、経済成長に大きな影響も=麻生財務相

麻生太郎財務相は16日、閣議後の会見で、中国の シャドーバンキング問題について、経済成長率に 大きな影響を与える可能性を秘めていると警戒を示した。実態が把握できていない問題性も指摘したが、19〜20日に モスクワで開催される20カ国・地域(G20)財務…

米国、欧州を支援するIMFの役割を支持=財務次官

ブレイナード米財務次官(国際問題担当)は15日、 ユーロ圏の金融安定化を支援する国際通貨基金 (IMF)の役割について支持を表明した。今週末モスクワで行われる20カ国・地域(G20) 財務相・中央銀行総裁会議を控えて語ったもの。同次官はワシントンでの会…

17日のFRB議長証言、午前8時半に原稿公表=米下院金融委

米下院金融委員会は、バーナンキ連邦準備理事会(FRB)議長が 17日に行う半期に一度の議会証言について、同日午前8時半 (1230GMT、日本時間午後9時半)に原稿を公表すると発表した。証言は午前10時(1400GMT、日本時間午後11時)から行われる。前倒しで原稿…

EFSFを「AAプラス」に格下げ=フィッチ

フィッチ・レーティングスは15日、欧州金融安定 ファシリティー(EFSF)の信用格付けを「AAA」から 「AAプラス」に引き下げた。フィッチは声明で「フランスの発行体デフォルト格付け (IDR)の引き下げ以降、EFSFの長期債務発行は 『AAA』保証などの完全な適…

スペイン銀行部門、信用ひっ迫続く=IMF

国際通貨基金(IMF)は15日、スペインの銀行部門に 関する3回目の中間報告書を公表した。経済が低迷するなかでも銀行は自己資本比率の押し上げを 融資の削減ではなく、現金配当の削減や新規株式の 発行によって行う必要があるとの見解を示した。銀行の支払い…

ECB、必要な限り拡張的な金融政策を維持=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は15日、 ECBが必要な限り拡張的な金融政策を維持する との見方を示した。専務理事は当地の商工会議所で演説。「金融政策は必要とされる限り、引き続き 拡張的であり続ける」と述べた。ECBは4日、金融政策に予断は持…

中国の経済成長は下押し圧力にさらされている=人民銀総裁

中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁は15日、 中国の経済成長率は比較的大きな下押し圧力に直面しており、 中国は安定成長に向けた取り組みの一環として、小規模企業を 支援するために金融面でのインセンティブを増やすだろうと述べた。周総裁は小規模企業…

ユーロに売り圧力

今週の為替相場は、ユーロに売り圧力が かかることに注意したいと思います。ユーロ圏の不安定な動きは今も継続しています。ギリシャ、イタリアの脆弱な動きはもちろん、 ポルトガルを始めとする南欧危機も改めて 意識される展開になっています。ユーロ圏の危…

5%の消費増税、日本経済へのショック大きい=浜田内閣官房参与

安倍晋三首相のブレーンで内閣官房参与を務める 浜田宏一・米エール大名誉教授は13日、2015年度までに 現行5%の消費税率が10%まで段階的に引き上げられる 計画になっていることについて、5%の消費増税による 日本経済へのショックはかなり大きいと語った…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。欧州の景気低迷が続く中で発表される ユーロ圏の経済指標は注目されます。米国ではバーナンキFRB議長が 早期緩和縮小発言を打ち消す発言を行いました。市場では9月の緩和縮小はなくなった との見方が支配的となっ…

ユーロ圏の低成長続く公算、緩和策の長期維持が必要=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、 ユーロ圏経済の低成長がかなりの期間続く公算で、 ECBは緩和的な金融政策を長期間維持する必要が ありそうだとの認識を示した。シンガポールで行う 講演原稿で明らかになった。コンスタンシオ副総裁は「先進…

ECB、インフレが緩やかにとどまれば低金利継続=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は、ECBの 政策金利について、インフレが緩やかにとどまる限り、 現状にとどまるか、もしくはさらに低い水準になる との認識を示した。12日付の独ハンデルスブラット紙が インタビュー記事を掲載した。専務理事は「こ…

エコノミスト向け説明会の定例化は決めてない=日銀

日銀は12日、「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の 公表時などに開催している民間エコノミスト向けの説明会を、 今後も必要に応じて開催していく方針を明らかにした。ただ、現時点で定例化を決めた事実はないとしている。民間エコノミストとの会合は…

米FRB、大手銀への行政措置に関する情報公開拡大を検討すべき=タルーロ理事

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は11日、 上院銀行委員会の公聴会に出席し、大手銀行が 消費者に害を与えた場合にとる法執行措置について、 FRBは国民への情報公開の拡大を検討すべき との考えを示した。金融危機後の住宅差し押さえ手続きの不備に 関…

ポルトガルがトロイカに調査延期申し入れ、「現在の政治状況」理由に

ポルトガル政府は、7月15日から始まる予定の欧州委員会、 欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の「トロイカ」 による同国経済・財政状況審査について「現在の政治状況」を 理由に延期を申し入れた。 財務省が11日発表した。財務省の声明は、トロイカの…

ドイツ財務相、欧州委の銀行破綻処理構想を批判

ドイツのショイブレ財務相は、欧州委員会が策定した ユーロ圏銀行を救済・破綻処理する機関の設立案は 不十分との認識を示した。12日付のビルト紙早番によると、ショイブレ財務相は 欧州委の提案を「基礎が弱い」と指摘し「信頼できる 法的に正しい解決策が…

ポルトガル、支援条件の実現に向け引き続き努力する必要=IMF報道官

国際通貨基金(IMF)のライス報道官は11日、 ポルトガルは経済と財政を確実に回復させるため、 国際支援団と合意した支援条件の実現に引き続き 努力する必要があるとの考えを示した。ライス報道官は「政治情勢についてコメントはしない」 としながらも、「ポ…

米FRB、出口戦略では世界経済への影響考慮すべき=中国財政相

中国の楼継偉財政相は11日、米国の金融政策について、 条件が整った段階で量的緩和を解除することを中国は 支持するとした上で、出口戦略では世界経済への影響を 考慮するよう要請した。同財政相は記者団に対し、米連邦準備理事会(FRB)は 「遅かれ早かれ」…