2014-05-30から1日間の記事一覧

欧米の金利低下を睨む

今週の為替相場は、欧米の金利低下を睨み、 円が底堅い動きを見せるものと思います。欧州では、欧州中央銀行(ECB)が、 理事会を開催します。今回の理事会では、追加緩和策が 発表される予定で、ユーロは理事会を 前に、軟調に推移しています。市場は、追加緩…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。中でも注目されるのが5日の ECBの金融政策の発表です。市場では、ECB高官の発言から、 今回の理事会では追加緩和策が 発表されるとの見方が多く、どの程度の 規模の追加緩和が行われるのか一段と 注目されていま…

ECBと英中銀、ABS市場活性化策を公表

欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行 (英中央銀行)は30日、欧州連合(EU)の 資産担保証券(ABS)市場活性化策を公表した。住宅ローン債権や企業向け融資債権などを証券化し、 投資家に売り出すABS市場は、2008年の金融危機後に 一時低迷したが、現在で…

ユーロ圏の銀行、大半がマイナス金利に対応する準備整う

ユーロ圏の大半の銀行は、欧州中央銀行(ECB)が 6月5日の理事会でマイナス金利を導入したとしても、 業務面で対応できる準備が整っていることを自国の 中銀に伝えている。ユーロ圏の銀行で短期金融市場部門を担当する幹部は、 マイナス金利が導入された場合…

日本企業の競争力落ちている、外需伸びない=渡辺JBIC総裁

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は30日、 記者団との懇談会で、大幅な円安が進んでも貿易収支が 改善しない背景として、「日本企業の競争力が落ちている 可能性がある」とし、今後も外需は「それほど強く 伸びない」との見方を示した。日本…

日本は構造・財政改革を、不完全なら金利急上昇リスク=IMF報告書

国際通貨基金(IMF)は30日、日本経済に関する 報告書を公表し、日本に対して構造改革など 成長戦略と財政再建の実行を強く求めた。日本の構造・財政改革が不完全に終わり、 金融政策への負担が過大になれば、金利が 急上昇するリスクがあると警告し、こうし…

景気の谷を2012年11月に暫定設定、後退期間わずか7カ月=内閣府

内閣府は30日、景気動向指数研究会を開催し、 第15循環の景気の谷に、2012年11月を 暫定的に設定するとした。これにより、2009年3月を谷として始まった 第15循環は暫定的に、山となる2012年4月までの 景気拡張期間37カ月の後、2012年11月の谷までの 景気後退…

欧州企業の約半数「中国の黄金期は終わった」=調査

在中国の欧州連合(EU)商工会議所が会員企業を 対象に行った調査によると、全体の半数近い 46%の企業が中国の「黄金期」は終わった との見方を示した。利益の伸び悩みに加え、中国政府が国内企業を 優遇していることに懸念を示す声が目立った。昨年、市場…

中国指導部が地方政府に予算執行加速指示、景気急減速に危機感

中国財政省が地方政府に 予算執行の加速を指示した。アナリストは、今年の経済成長が15年ぶりに 政府の目標を達成できないと懸念される中、 習近平指導部が経済の急減速を防ぐ取り組みを 強化しているとみている。財政省は28日、地方政府に対し 6月末までに…

2年以内の2%目標達成は困難、時間軸政策に変更を=早川元日銀理事

元日銀理事の早川英男・富士通総研エグゼクティブ・ フェローは29日、日銀の量的・質的緩和(QQE) 政策について、現行の目標に掲げる2015年度を めどとした物価上昇率2%の達成は難しい上、 拙速な実現は望ましくないとして、2%を緩やかに 目指すとしつつ…