2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

米経済、大半地区で拡大、ドル高や原油安が重し=FRBベージュブック

米連邦準備制度理事会(FRB)が15日発表した 12地区連銀景況報告(ベージュブック)によると、 米経済は2月中旬から3月末にかけて、大半地区で 拡大を続けた。ただ、ドル高や原油価格の下落、厳しい寒波が 製造業の重しになったとの指摘もあり、原油安に 伴…

ギリシャを1段階格下げ=米S&P

米格付け会社S&Pは15日、金融支援交渉が 難航しているギリシャの格付けについて、 投機的水準の「Bマイナス」から「CCCプラス」に 1段階引き下げたと発表した。S&Pは同国に関し、大幅な経済改革や 追加支援がなければ、債務は持続不可能と指摘。見通しは「弱…

ギリシャへの新規支援資金、月内支払いは非現実的=ドイツ報道官

ドイツ財務省の報道官は15日、ギリシャへのユーロ圏諸国の 新規支援資金が月内に支払われると考えるのは非現実的との 見方を示した。同報道官は「ギリシャと交渉中だ。改革リストがそろっても、 スタッフレベル合意と呼ばれるもので、支援プログラム条件に …

ギリシャ支援、24日ユーロ圏会合で合意する見込み薄い=独財務相

ショイブレ独財務相は15日、欧州連合(EU)などの 対ギリシャ金融支援について、24日にラトビアのリガで 開かれるユーロ圏財務相会合で、支援条件である 経済改革について合意する見込みは薄いと述べた。ギリシャ政府と国際債権団は、24日のユーロ圏財務相会…

ECB総裁「景気に勢い」、量的緩和を完全実施

ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は15日、ユーロ圏の 景気は勢いを増し回復の裾野も広がっているとの認識を 示す一方、3月から開始した量的緩和(QE)プログラムを 縮小、短縮することはないとして、完全実施すると表明した。市場では、ユーロ圏に景気回復の兆…

欧州中銀、金利据え置き、緩和策を堅持=景況感は改善

欧州中央銀行(ECB)は15日に定例理事会を開き、 ユーロ圏19カ国の主要政策金利を史上最低の0.05%に 据え置くことを決めた。3月から始めた量的緩和策によるユーロ安や、 原油安を受けてユーロ圏の景気見通しは改善。ECBは景気の足取りをさらに確かにし、デ…

デフレ心理の転換進む=黒田日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は15日、東京都内で開かれた 信託大会であいさつし、「賃金や企業の価格設定にも 変化がみられている」と述べ、今春闘で大企業を 中心に相次いだベースアップや商品値上げの 動きなどを踏まえ、人々のデフレ心理の転換が 進んでいるとの見方…

金融緩和、2%達成まで継続を、歳出抑制も急務=OECD対日報告

経済協力開発機構(OECD)は15日、対日経済審査報告書を発表した。 日銀は2%の物価目標が安定的に達成されるまで金融緩和を 続けるべきと提言する一方、財政への信認が弱まれば 金利上昇を引き起こす恐れがあるとし、社会保障費を 中心とした歳出抑制の必要…

日銀の政策に限界、構造改革は中銀の管轄外=OECD事務総長

経済協力開発機構(OECD)のグリア事務総長は15日、 日銀の黒田東彦総裁は景気回復への支援で良い仕事を したと評価する一方、金融政策には限界があると指摘した。記者会見で述べた。また日本が停滞から脱することができれば、 円は中長期的に上昇するとの見…

デトロイトなどの破綻、より広範囲な問題の前兆=NY連銀総裁

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は14日、 デトロイトやストックトン(カリフォルニア州)の 財政破綻について、現在の債券格付けが示唆するよりも、 問題がより広範囲に及んでいることを示す前兆とも 考えられると指摘した。地方自治体の破綻について定め…

米FRB公定歩合、4地区連銀が引き上げ主張=議事録

米連邦準備理事会(FRB)が14日公表した 公定歩合会合に関する議事録で、フィラデルフィア、 カンザスシティー、ダラス、クリーブランドの 4地区連銀が引き上げを提案していたことが分かった。4連銀は公定歩合を0.75%から 1%に引き上げることを提案。3月17…

最近の外為動向、日本・欧州経済を支援=IMF見通し

国際通貨基金(IMF)は14日に公表した 最新の世界経済見通しで、このところの 外国為替相場の動きは、特に日本と欧州の 経済の支援要因となり、世界経済全体の 押し上げ要因になるとの見方を示した。IMFは日本の2015年の成長率予想を1.0%、 2016年を1.2%と…

中国人民銀、定例オペ金利引き下げ、春節明けから5回目

中国人民銀行(中央銀行)は14日の定例オペ (公開市場操作)で期間7日のリバースレポを 実施した。市場関係者によると、この際ガイダンス金利を 10ベーシスポイント(bp)引き下げ3.35%とした。ガイダンス金利の引き下げは、短期金融市場での 短期金利低下…

福井地裁、高浜原発再稼働禁止の仮処分=新規制基準「安全確保せず」

関西電力高浜原発3・4号(福井県高浜町)をめぐり、 福井県や関西の住民9人が再稼働の差し止めを求めた 仮処分申請で、福井地裁(樋口英明裁判長)は14日、 住民側の請求を認め、両機を「運転してはならない」 と関電に命じた。また、原子力規制委員会が策定…

ユーロ急落、米国から不満聞かれず=ドイツ政府当局者

ドイツの政府当局者は13日、急激なユーロ安の 進行をめぐり、米国から不満の声は届いていない と明らかにした。欧州中央銀行(ECB)が量的緩和の実施を 発表して以降、ユーロは今年に入り対ドルで 数年ぶりの安値に急落している。

米利上げ開始なら、国際的な資金巻き戻し注視必要=日銀議事要旨

日銀が13日に公表した3月16、17日の 金融政策決定会合の議事要旨によると、 何人かの委員が、米国が実際に利上げを 開始した場合、国際的な資金フローの 巻き戻しに注視が必要との認識を示した。先行きの物価動向では、多くの委員が2015年度を 中心とする期…

景気は緩やかな回復基調続けていく=日銀支店長会議で黒田総裁

日銀の黒田東彦総裁は13日、本店で開かれた 支店長会議であいさつし、「景気は緩やかな回復基調を 続けている。先行きについても、緩やかな回復基調を 続けていく」との見方を示した。 消費者物価の前年比は、消費税の影響を除き 前年比ゼロ%程度となってお…

一進一退、まだ継続しそう

今週の為替相場は、 一進一退の推移が予想されます。それなりに材料はあるのですが、 ドル円は120円を挟んだ水準での 小動きが続いています。テレビのニュースをみても、120円に 乗せると円安ドル高と表現され、 119円台になると、円高ドル安と 表現されます…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標が目白押しです。各国とも経済動向が気掛かりで、 その中身に関心が集まります。欧州ではECB理事会が開催されます。ギリシャを巡る論議が関心を集めます。米国では 【14日】 3月の小売売上高(予想前月比1.0%増、前回0.6%減) 3月の小…

利下げに逆戻り、何ら問題ない=米リッチモンド連銀総裁

米リッチモンド地区連銀のラッカー総裁は10日、 連邦準備理事会(FRB)が6月の連邦公開市場委員会 (FOMC)で利上げを行うことに引き続き強い正当性が あるとした上で、その後の経済動向次第で利下げに 逆戻りしたとしても何ら問題ないとの見解を示した。総…

G7財務相・中央銀行総裁が非公式協議、来週のG20で=関係筋

16〜17日に米ワシントンで開催される20カ国・地域 (G20)財務相・中央銀行総裁会議にあわせ、 主要7カ国(G7)の財務相・中央銀行総裁が 非公式協議を行うことが、関係筋の話で分かった。16日のG20ワーキングディナーの前に 開催される見通しで、声明発表の…

為替リスク高まっている=IMF専務理事

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は9日、 世界為替相場の急激な動向はドル高に連動しており、 米金利の上昇によって状況が悪化することから、 世界経済へのリスクが高まっているとの見解を示した。専務理事はシンクタンクの大西洋評議会 (アトランテ…

米プライマリーディーラー、9月の利上げ開始を予想=NY連銀調査

米連邦準備理事会(FRB)傘下のニューヨーク連銀が 実施したプライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー) 対象の調査によると、FRBは6月ではなく9月に利上げを 開始することが予想されている。調査は3月17〜18日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)前に…

米為替報告、欧州の輸出依存を警告=日本の金融政策依存にも懸念

米財務省は9日に公表した半期に一度の為替報告書で、 欧州が成長を輸出に過度に依存していると指摘、 ドイツの需要拡大が不可欠だとして、一段の 財政政策を打ち出すべきとの見解を示した。同省はユーロ圏の経常黒字拡大に言及。欧州中央銀行(ECB)が強力な…

英中銀が政策金利据え置き、物価動向見極め

イングランド銀行(英中央銀行)は9日、 政策金利を予想通り0.50%に据え置いた。物価低迷が一時的なものかを 見極める姿勢を示した。資産買い入れ枠も 3750億ポンドに据え置いた。5月7日の総選挙前で 最後の政策決定となった。2月の消費者物価指数(CPI)が…

ギリシャ、ユーロ離脱の恐れも=フィンランド政府文書

フィンランドのヘルシンギン・サノマット紙によると、 同国財務省は、ギリシャが追加支援の条件を 満たせなければ、ユーロ離脱を迫られる恐れが あるとの極秘文書をまとめた。 文書は3月27日付。ギリシャの資金が6月末までに枯渇する恐れがあり、 フィンラン…

ユーロ圏、改革案修正でギリシャに6日間の期限提示=新聞

9日付のギリシャ紙カシメリニは、ユーロ圏の財務次官が ギリシャ政府に対し、改革案の修正に6日間の期限を 提示したと報じた。4月24日のユーロ圏財務相会合での合意を 可能にさせることが目的だという。同紙は「修正された改革案の提示について、 ギリシャ側…

景気は緩やかな回復基調続けている=4月の日銀金融経済月報

日銀は9日公表した4月の金融経済月報で、 景気は「緩やかな回復基調を続けている」 との従来判断を据え置いた。4〜6月の鉱工業生産について「不確実性は大きいが、 直近2四半期の高めの伸びの反動もあり、いったん 横ばい圏内の動きになるとの感触」と指摘し…

監視委、問題あるIPOで主幹事証券や企業の検査検討=関係筋

証券取引等監視委員会は、新規株式公開(IPO)後に 問題が生じた企業や引き受け主幹事となった証券会社に 検査に入る方向で検討に入った。IPO企業に対して投資家の不信が高まっていることから、 証券会社が適切な引き受け業務を行っていたかどうかを 検証す…

NY連銀総裁人事、大統領の指名案に反対せず=ダドリー氏

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は8日、 NY連銀総裁の人事手続きについて、候補を大統領が 指名し上院の承認を義務付ける議会の提案は 受け入れ可能との認識を示した。ロイターのイベントで述べた。NY連銀をめぐっては、米連邦公開市場委員会(FOMC…