20日の経済指標

【日本】
3月の月例経済報告、景気判断を3年ぶりに下方修正
政府は20日、3月の月例経済報告を発表しました。
それによると、景気全体の判断について「このところ輸出や生産の一部に弱さも見られるが、緩やかに回復している」とし、2016年3月以来、3年ぶりに下方修正しました。
中国経済の減速を背景にした輸出の鈍化や生産の下振れを踏まえたものです。
これまで景気判断は2月まで14カ月連続で「緩やかに回復している」としていましたが、輸出、生産の弱さに関する文言を加え、判断を改めました。
個別項目の判断では、生産について「一部に弱さが見られるものの、緩やかに増加している」から「一部に弱さが見られ、概ね横ばいとなっている」に下方修正しました。
中国などアジアでの需要鈍化が波及し、電子部品や生産用機械が低迷していることを反映させています。
輸出については「このところ弱含んでいる」とし、判断を据え置きました。
また、景気全体の先行きに関しては、低調な輸出と生産を念頭に「一部に弱さが残る」と指摘し、中国経済の先行きなどに「留意する必要がある」と警戒感を示しています。

2月のコンビニ売上高は前年比2.0%増
日本フランチャイズチェーン協会20日発表した2月の全国コンビニエンスストア売上高は、前年同月比2.0%増の7514億円と4カ月連続のプラスとなりました。