2014-01-01から1年間の記事一覧

FRB当局者が原油安を歓迎、「米経済にプラス」

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長と ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は1日、 エネルギー価格の急落について、米消費押し上げに つながるとして歓迎する姿勢を示した。両氏はこの日、それぞれ出席した別のイベントで、 28日に5年ぶり安値に…

ムーディーズが日本国債格下げ、財政赤字削減などの不確実性を懸念

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは1日、 日本の政府債務格付をAa3からA1に1ノッチ格下げした。格付の見通しは安定的。格下げの理由は、財政赤字の中期的な削減目標の 達成可能性などについて、不確実性が高まった ためとしている。格下げを受けて1日…

JPX日経400連動型ETFの買い入れ、2日から実施=日銀

日銀は1日、JPX日経インデックス400に 連動するETF(上場投資信託)の買い入れを 2日から実施すると発表した。11月19日に改正した新たな基本要綱に 基づき、市場の状況に応じて買い入れる。日銀は10月31日に開催した金融政策決定会合で、 ETFの年間買い入れ…

ユーロ圏財務相、ギリシャ支援で与信条件を近く協議へ=独財務相

ユーロ圏の財務相は12月前半、現行の対ギリシャ 支援プログラムが期限を迎えた際の同国向け 与信条件を協議する。ドイツのショイブレ財務相が 30日に明らかにした。ギリシャは年内の国際支援プログラム脱却を 目指しているが、2015年予算案の資金不足 見通し…

ECBの追加緩和はハードル高い=ラウテンシュレーガー専務理事

欧州中央銀行(ECB)のラウテンシュレーガー 専務理事は29日、ユーロ圏のインフレが一段と 低下しているにもかかわらず、金融政策の 追加緩和余地はほとんどないとの見解を示した。専務理事は、大規模な国債買い入れの 効果はプラスではないだろうと指摘。通…

英スタンチャート銀、S&Pが20年ぶり格下げ

格付け会社S&Pは28日、英スタンダード・ チャータード(スタンチャート)銀行の 長期発行体格付けを「Aプラス」から 「A」に引き下げた。格下げは1994年以来20年ぶり。同行は「厳しい局面」にあると指摘した。格付け見通しは「ネガティブ」。格下げにより、…

イタリア、最大48億ユーロの歳出削減必要=EU文書

イタリアが欧州連合(EU)の財政目標を達成するには、 来年最大で48億ユーロ(59億ドル)規模の歳出削減が 必要なことが分かった。追加削減が必要とされる額は、国内総生産 (GDP)比で0.2〜0.3%に相当する。イタリアは当初、構造的財政赤字をGDP比 0.1%削…

中銀の潜在成長力押し上げは幻想=ドイツ連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)のバイトマン理事 (ドイツ連銀総裁)は28日、中銀が その国の潜在成長力を持続的に 押し上げられるというのは幻想と指摘した。コンスタンシオ副総裁は26日、ユーロ圏経済の 支援を目的とする国債買い入れの是非を 来年第1・四半期に判断…

ユーロ圏の不合格行、持続的な利益計上課題に=ECB監督当局

欧州中央銀行(ECB)銀行監督委員会の ダニエル・ヌイ委員長は28日、ロイターの インタビューに応じ、今年のストレステスト (健全性審査)に不合格、もしくは辛うじて 合格となったユーロ圏の銀行は、持続的に 利益を上げられることを示す必要がある との認…

年末を意識する動きも

今週の為替相場は、年末を 意識した動きが想定されます。米国が感謝祭休場となる中で、 大きな動きは起こりにくいと思われます。円安のスピードが早かったことで、 その巻き返しの動きが出る可能性はありますが、 基本的には、円の下値を探る動きが続くもの …

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国では足元の景気を占う経済指標の 発表が予定されており、FRBの利上げ時期を 早める動きとなるか注目されます。欧州では、デフレを図る材料が出るものと思われ、 金融政策に与える影響が出るか否か注目してい…

欧州委の投資計画、さらなる資金必要=仏大統領

フランスのオランド大統領は27日、欧州委員会が 計画している成長促進を狙った3000億ユーロ規模の 投資計画について、さらに資金を投じる必要がある との見解を示した。大統領は、「(計画の)資金を増額する 必要がある」と述べた。フランス政府は欧州連合…

バブルリスク、インフレ押し上げの取り組み阻害せず=ドラギECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は27日、 不動産や社債市場におけるバブル形成リスクは、 インフレ押し上げに向けたECBの取り組みを 阻害することはないと言明した。ドラギ総裁はヘルシンキでの講演で「物価安定に 配慮した金融政策スタンスによって正当化…

ECB理事会、必要なら非伝統的追加措置講じることで一致=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、ユーロ圏経済が 成長軌道に戻るためには改革を含め包括的な戦略が 必要との見解を示した。ECBが公表したフィンランド議会での演説要旨で 同総裁は、「ユーロ圏の財政政策や構造改革で 満足している時ではない。金融政策…

円安選挙の争点に、原油安の背後に政治的要因=渡辺JBIC総裁

国際協力銀行(JBIC)の渡辺博史総裁(元財務官)は27日、 記者団との懇談で、円安が進むことで、恩恵を受ける地域や 産業と受けない地域・産業の「濃淡が濃くなる」として、 衆院選の争点になり得るとの見解を示した。原油安の背景については、新興国の需要…

国債買い入れの是非、来年第1四半期に判断可能に=コンスタンシオECB副総裁

欧州中央銀行(ECB)のコンスタンシオ副総裁は、 ユーロ圏経済を支援するための国債買入を始めるか どうか、来年第1・四半期に評価することが可能 との見解を示した。ECBはカバードボンドや資産担保証券 (ABS)の買い入れを始めており、 バランスシートの規…

日銀の上期純利益は前年比5割増、国債など利息収入増

日銀が26日発表した2014年度上期決算によると、 最終利益に当たる当期剰余金は5878億円となり、 前年同期の4006億円から47%増加した。量的・質的緩和(QQE)で大量に 買い入れた国債などの利息収入が増えた。日銀の自己資本比率は7.76%と3月末の 7.74%か…

米FRBの公定歩合議事録、3連銀が引き上げ再主張

米連邦準備理事会(FRB)が25日公表した 10月の公定歩合会合に関する議事録で、 ダラス、カンザスシティー、フィラデルフィア 3地区の連銀が公定歩合の引き上げを再び 提案していたことが分かった。 3連銀は公定歩合を25ベーシスポイント (bp)引き上げ、1.…

米司法省、顧客情報漏えいの疑いでHSBC従業員を調査=報道

米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は 関係筋の話として、米司法省が英HSBCホールディングスの 従業員を、顧客の機密情報を漏えいした疑いで調査していると伝えた。情報漏えいが起こったとされるのは、HSBCが 英生命保険プルーデンシャルの大型買…

英当局、バンカメ欧州投資銀に危機管理改善求める=WSJ紙

米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は 関係者らの話として、イングランド銀行(英中央銀行) 健全性監督機構(PRA)が米バンク・オブ・アメリカの 欧州投資銀行部門メリルリンチ・インターナショナルに ついて、リスク管理の手法が「単純」で…

低金利で市場の一部に過度のリスクとるおそれ=独連銀副総裁

ドイツ連銀のブーフ副総裁は25日、低金利により 社債やシンジケート融資などの一部金融市場で、 過度のリスクをとる傾向があるとの見方を示した。同副総裁は金融安定リポートでの声明で「低金利局面が 長引くほど、市場の一部に過度のリスクをとる可能性が …

ドイツはリセッションではない=ショイブレ財務相

ショイブレ独財務相は25日、ドイツ経済は リセッション(景気後退)に陥ってはいない、との認識を示した。下院での討議の際に発言した。この日発表された第3・四半期のドイツの国内総生産 (GDP、改定値)は、前期比プラス0.1%、 前年同期比プラス1.2%だっ…

中国人民銀、第4四半期指標見極めて追加策検討=陳雨露・金融政策委員

中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露・金融政策委員は25日、 人民銀は第4・四半期の経済指標を見極め、日米の金融政策を 注視した上で、追加的な利下げと緩和策について検討する との考えを示した。 同委員は北京で行われた経済・ 財政に関するフォーラムに出…

日本は2015年0.8%成長、賃上げと公債残高がリスク=OECD

経済協力開発機構(OECD)が25日発表した 経済見通しによると、日本は2014年に0.4%程度の 非常に弱い成長にとどまるが、2015年には賃上げや 金融緩和効果を前提に0.8%成長へやや回復する見込み。必要なのは来春のしっかりとした賃上げと、 構造改革の実施…

資産価格過熱の兆候ない=中曽日銀副総裁

日銀の中曽宏副総裁は25日都内で開かれた 仏ユーロプラス主催のイベントで講演し、 日銀の大規模な金融緩和により資産価格が 過熱するなどの兆候はないと強調した。一方、大規模な国債買い入れによって市場機能が 低下しているなどの指摘に対しては、市場動…

為替は経済反映し安定望ましい、目標達成へ賃上げ期待=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は25日、名古屋市内で記者会見し、 外国為替市場で円安が進行していることについて、 為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に 推移することが望ましい、との見解を示した。これまで主張してきた円安は日本経済全体に とってプラ…

物価安定目標実現へ、これからも「行動」続ける=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は25日、名古屋市内で講演し、 デフレマインドの転換への歩みを「ここで止めては ならない」と述べ、日銀は2%の物価安定目標の 実現に向けて「これからも行動を続ける」と語った。総裁は、昨年4月の量的・質的金融緩和(QQE)を 導入して…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。欧州では追加緩和が予想される中で、 経済指標の動向が一段と注目されます。日本は総選挙モードとなっており、 経済指標に関する関心がやや乏しく なるかも知れません。米国は経済指標の堅調さを 確認するものと…

米銀の現物商品事業、FRBが新規制案を来年第1四半期公表へ

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は21日、 金融持ち株会社の現物商品(コモディティ)事業に 関する新たな規制案を来年第1・四半期に公表する と明らかにした。上院小委員会の証言原稿で述べた。米大手金融機関の現物商品事業をめぐっては、 過去2年に…

世界経済への懸念は強まった=英財務相

オズボーン英財務相は21日、ユーロ圏の景気停滞、 日本のリセッション(景気後退)入り、 地政学的緊張といった要因から、世界経済の 現状に対する懸念が強まったとの認識を示した。同相はロンドンのイベントで企業幹部らに対し、 「世界経済の状況について…