2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

スペイン、バンキアめぐりECBと協議していない=ラホイ首相

スペインのラホイ首相は28日、財政赤字削減と 競争力強化に向けた構造改革を継続していく 必要があるとの見解を示した。首相は記者会見で、スペインは「極めて困難な時期」に 差しかかっており、財政赤字を削減しなければ、 いずれ資金調達難に陥ると述べた…

スイス中銀、ユーロ崩壊に備え資本規制など検討=ジョルダン総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は、 ユーロの崩壊に備え資本規制などの緊急対策を 検討しているものの、そうした措置が必要になるとは 想定していないとの考えを示した。スイス紙ゾンタークスツァイトゥングに語った。総裁は「通貨同盟が崩壊し…

ギリシャ大手4行に1.8兆円資本注入、ECBオペの利用可能に

ギリシャ財務省は28日、国内大手銀行4行に対する資本増強として 総額180億ユーロ(226億ドル)が支払われたことを明らかにした。これにより同4行は、欧州中央銀行 (ECB)のオペ利用が再び可能になる。資金が注入されたのは、ナショナル銀行、アルファ銀行、…

中国指標は景気減速示す、豪金融システム安定へ監視強化=豪中銀

オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)の スティーブンス総裁は28日、最近の指標で 中国の景気減速が示されていることは確かであり、 RBAはこれを注視していくと述べた。 シドニーでの会議で質疑応答に応じた。総裁は「1つ注意すべき点は、通常、われわれ…

金融政策はあくまで持続成長復帰が目的=日銀会合議事要旨

日銀が28日に発表した4月27日開催の金融政策決定会合の 議事要旨によると、同日の会合では、先行きの金融政策運営について 何人かの委員が、市場で日銀の金融政策に対する様々な思惑が 見られるとし、「金融政策は、あくまでも物価安定の下での 持続的な経済…

英保険ロイズ、ギリシャのユーロ離脱に向け準備=報道

英保険組合ロイズ・オブ・ロンドンの リチャード・ワード最高経営責任者(CEO)は、 サンデー・テレグラフ紙に対し、危機に直面する ユーロ圏崩壊に備えるため、保険業界がユーロ圏への エクスポージャーを「できる限り」減らしたと述べた。ワードCEOは、ギ…

ユーロ圏、今後数年は不安定な状況続く見通し=デール英中銀理事

イングランド銀行(英中央銀行)のデール理事は27日、 ユーロ圏をめぐる不安定な状況は今後数年間にわたって継続し、 英国経済の重しとなるとの見方を示した。英国はユーロ圏ではないものの、輸出の 4割がユーロ圏向けとなっている。英国経済は第1・四半期の…

スペイン、バンキア救済で政府債発行通じた資本注入も=関係筋

スペイン政府関係筋は27日、経営難に陥った 大手銀行バンキアを救済するため、当局が 同行の株式と引き換えに政府債発行を通じた 公的資金投入を行う可能性があると明らかにした。国内4位のバンキアは先週、政府に対し190億ユーロ (240億ドル)の資金支援を…

オランダ、緊縮派5党の支持率が急低下=世論調査

27日公表のオランダの世論調査によると、欧州連合(EU)の 財政規律達成を支持する5政党の支持率が過去1カ月で 急低下しており、現在の暫定政権が9月の選挙後に 政権を維持できない見通しとなっている。オランダでは先月、財政赤字削減を巡る対立で連立政権…

インテサ・サンパオロ、1000支店削減の可能性=労組

イタリア大手銀行インテサ・サンパオロ労働組合の ニコラ・マナ代表は、会社側からコスト削減に向け、 国内の支店の5分の1近くを統合もしくは 閉鎖する可能性があると通達されたと述べた。マナ氏によると、経営側は閉鎖予定の支店数を、 同行の2011〜2013年…

ギリシャ、ユーロ離脱する確率は50%上回る=伊銀会長

イタリアの銀行3位、モンテ・デイ・パスキ・シエナ銀行の アレッサンドロ・プロフーモ会長は27日、ギリシャがユーロ圏を 離脱する確率は50%以上との見方を示した。ユーロ圏については、事態を乗り切ることが できると確信していると語った。同会長はウニク…

独仏伊など首脳が6月22日に会合、EU会議前に意見調整へ

スペイン首相官邸の報道官によると、 フランス、ドイツ、スペイン、イタリアの首脳は 6月22日に会合を開き、ユーロ圏危機の対応策について協議する。同報道官は、首脳らが開催日時を確認したと語った。これより先、仏フィガロ紙はイタリアの関係筋の話を引用…

スイス、ユーロ圏危機悪化時の対策を検討する作業部会を設置

スイスのラジオは26日、シュナイダーアマン経済相の発言として、 ユーロ圏危機悪化時の経済支援策を検討する作業部会が設置されたと伝えた。同部会は、最悪の事態によって経済が打撃を受けた場合、 金融・労働市場支援のため政府がいかに介入できるかを検討…

相対評価の円買い続く

今週の為替市場は、相対評価の円買いが 続くものと見ています。米国では、週末に雇用統計が発表されます。今回、失業率は8.1%と前回と同水準が予想され、 非農業部門の新規雇用者は前月比15.0万人増と 前回の11.5万人増から増加すると見られています。前回…

今週の材料は?

今週も各国で、経済指標の発表が目白押しです。欧州ではギリシャ問題がまだ予断を許さない状況が 続いていますが、経済の悪化も懸念材料になっています。米国も、日本も冴えない経済指標が足枷になっています。米国では雇用統計が発表されます。前回の雇用統…

日米は信頼ある中期財政再建計画の策定を=EU

6月にメキシコのロス・カボスで開催される 20カ国・地域(G20)首脳会合を前に欧州首脳は26日、 世界経済の回復に向け欧州と日米中3カ国は 責任を共有するとして、日米に財政再建を求めるとともに、 中国には改革を断行するよう促した。欧州委員会のバローゾ…

米JPモルガンCEO、6月7日に上院銀行委員会で証言へ

米金融大手JPモルガン・チェースの ダイモン最高経営責任者(CEO)は、 6月7日に上院銀行委員会で証言を行う。ティム・ジョンソン委員長 (民主党)が25日明らかにした。ジョンソン委員長は声明で「金融規制改革の実行状況を 監督する委員会の取り組みの一環…

米財務省が中国の為替操作国認定見送り、一段の改革求める

米財務省は25日、半期に一度の為替政策報告書を公表し、 中国の「為替操作国」認定を見送った。ただ、人民元は依然「著しく過小評価」されており、 為替改革の推進を中国に求めていく考えを示した。米財務省は、人民元の対ドルでの上昇や中国の貿易黒字縮小…

弱い英GDP、追加量的緩和の正当性高める=中銀金融政策委員

第1・四半期の英国内総生産(GDP)改定値が 下方修正されたことについて、イングランド銀行 (英中央銀行)金融政策委員会のウィール委員は25日、 追加緩和実施の正当性が高まったものの、 目標を上回って推移しているインフレ動向を 見極めていく必要がある…

ポルトガル、財政赤字削減の目標緩めるべき=野党幹部

ポルトガルの野党社会党のアントニオ・ジョゼ・セグーロ書記長は25日、 ポルトガルが支援を受ける条件とされている財政赤字削減の達成時期について、 少なくとも1年延長すべきとの考えを示した。 ロイターとのインタビューで述べた。同書記長はまた「全ての…

S&Pがスペイン銀5行を格下げ、バンキアなどジャンク級に

格付け会社S&Pは25日、バンキアなど スペイン銀5行の格下けを引き下げた。経営難にあえぐ同国の 銀行セクターにとり新たな打撃となる。5行中バンキア、バンキンテル、 バンコ・ポピュラール・エスパニョールについては、 従来の「BBBマイナス」から投機的水…

バンキアがスペイン政府に190億ユーロの支援要請、想定の約2倍

スペインが支援に乗り出した銀行バンキアは25日、 190億ユーロ(237億7000万ドル)の資本注入を政府に要請した。政府はこれまでバンキア支援に少なくとも 90億ユーロが必要になるとの見方を示していたが、 この2倍の規模となった。バンキアは、不良債権への…

スペイン・カタルーニャ州が政府に支援要請、資金繰り行き詰る

スペイン・カタルーニャ州のマス知事は25日、 今年の債務借り換えに向けた選択肢が尽きつつあるとし、 中央政府からの支援が必要であることを明らかにした。知事は外国メディアに対し「中央政府がどのように 対処するのかは知らない。だが月末には支払いを …

ギリシャ、世論調査で新民主主義党・急進左派連合が優勢

6月17日の再選挙を前にギリシャで実施された 2つの最新世論調査で、国際支援支持派の 新民主主義党(ND)と、支援反対派の 急進左派連合(SYRIZA)がそれぞれ首位に立った。国内紙メトロがRASSを通じて実施した調査では、 新民主主義党の得票率が23.6%でト…

ギリシャのユーロ離脱に備えないのは大きな誤り=ベルギー副首相

ベルギーのレインデルス副首相は25日、中央銀行や企業が ギリシャのユーロ離脱に備えていないとすれば、 大きな誤りだとの認識を示した。副首相はパリの講演で「ギリシャがユーロを離脱した場合に とるべき対応について、欧州レベルで系統的な議論は 行われ…

オランダ、ユーロ圏共同債創設に引き続き反対=首相

オランダのルッテ首相は25日、仮にドイツなど他国が ユーロ圏共同債創設への反対姿勢を転換しても、 オランダは反対し続けるとの方針を明らかにした。同首相は記者団に「ドイツが立場を変えることはないが、 たとえ変えたとしてもオランダは組しない」と語っ…

仏銀、ギリシャのユーロ離脱に備え対応策を強化=関係筋

関係筋によると、クレディ・アグリコル、BNPパリバ、 ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)などの仏銀が ギリシャのユーロ離脱に備え、対応策を強化している。パリの銀行関係者は「すべての銀行が、ドラクマ復活によって 生じ得る影響を検討するタスクフォース…

バイトマン独連銀総裁、ユーロ圏共同債を否定

ドイツ連銀のバイトマン総裁は、フランスが求める 景気押し上げのためのユーロ圏共同債を否定し、 この議論に苛立ちを示した。同総裁は仏ルモンド紙とのインタビューで、「ユーロ圏債が 現在の危機を解決すると考えるのは幻想」と指摘。高債務国の景気押し上…

ギリシャへの次回融資、数週間遅れても問題なし=独財務省報道官

独財務省の報道官は25日、ギリシャが現時点で 外部金融支援を必要としていないことから、 同国への次回融資の支払いに数週間遅れが 生じても問題はないとの見解を示した。報道官は定例記者会見で「私が把握している限り、 上期を過ぎる時点まで、ギリシャは…

ベトナム中銀が主要金利引き下げへ、企業の困難緩和図る

ベトナム国家銀行(中央銀行)は25日、 リファイナンス金利を12%に、公定歩合を10%に、 預金金利の上限を11%に来週引き下げると発表した。中銀は声明で、新金利は28日から適用され、 民間企業が直面する困難を緩和する狙いがあると説明した。ユーロ圏の過…