2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

労働市場は急回復、早期利上げには不十分=FOMC議事要旨

米連邦準備理事会(FRB)は20日、7月29〜30日分の 連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を公表した。それによると、FRBは労働市場の予想以上に 急速な回復を遂げているとしたものの、 さらに確固たる回復が示されるまでは利上げの 前倒しを望んでいないことが…

英中銀金融政策委、8月は2人の委員が25bp利上げを主張=議事録

イングランド銀行(英中央銀行)が20日に公表した 8月6〜7日の金融政策委員会の議事録で、 ウィール委員とマカファーティー委員が、 25ベーシスポイント(bp)の利上げを 主張していたことが分かった。8月の政策委では政策金利を0.5%に 据え置くことを7対2…

ユーロは依然として過大評価されている=仏大統領

フランスのオランド大統領は、ユーロが依然として 過大評価されているとの認識を示した。仏紙ルモンドとのインタビューでの発言。大統領は、欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)に対し、 投資を通じた経済成長率の押し上げとユーロ高抑制に向け、 さらに措…

中国、緩やかな利下げ必要=政府系シンクタンク幹部

中国国家発展改革委員会(NDRC)の マクロ経済研究所の陳東チ副院長は、 当局は経済成長支援に向け、来年までに 銀行の貸出金利と預金準備率の「緩やかな」 引き下げを通じたさらなる金融緩和を 実施する必要があるとの見解を示した。陳氏はロイターとのイン…

米企業の税逃れ対策、策定には数週間以上=財務省筋

米財務省当局者は18日、米企業が低税率国へと 税務上の拠点を移す節税対策に関して、オバマ政権が 対応策をまとめるには数週間以上を要するとの見方を示した。財務省スタッフは、米企業が節税を目的に国外へと 本社を移転しないよう対応策の選択肢を取りまと…

英当局、中小企業向け融資制度の悪用で大手銀行を調査=報道

英タイムズ紙は17日、英重大不正捜査局(SFO)が 中小企業向け融資促進のための制度の悪用について 大手銀行を調査していると報じた。対象とされているのは企業向け融資保証制度 (EFG)とその前身となった制度。SFOが調査を行っていることを示す やりとりに…

フランスが財政目標未達へ、信用力にネガティブ=ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、 フランス政府が2014年の財政赤字目標を達成できないと予想、 同国とユーロ圏の信用力にとってネガティブだとの認識を示した。ムーディーズは、フランスの財政赤字について、 ユーロ圏を取り巻く問題…

今年のユーロ圏経済回復、予想より鈍化する見通し=独連銀月報

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は18日公表の月報で、 年末までのユーロ圏の経済成長は当初予想より 鈍化するとの見解を示した。ウクライナなどでの紛争が企業信頼感に 悪影響を及ぼしているという。独連銀は金融や不動産市場の過熱化や、 政府が経済改革を行う…

中国、今年の貿易伸び率目標達成は依然困難=商務省

中国商務省の沈丹陽報道官は18日、輸出伸び率が 7月に回復の兆候を見せたとしつつ、政府の今年の 貿易伸び率目標7.5%を達成するのは引き続き 困難な課題だとの認識を示した。

英国がEU離脱なら米銀が一部業務移管も=報道

17日付英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は、 関係筋の話として、米銀大手の一部が、英国が 欧州連合(EU)を離脱した場合に備えて暫定的な 計画を策定していると伝えた。ロンドンを拠点とする一部事業の アイルランド移管などが含まれる。

ポルトガル銀BES問題、クレディ・スイスに責任の一端=報道

17日付の米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は、 ポルトガルの大手銀行バンコ・エスピリト・サント(BES)が 政府による救済に追い込まれたことについて、スイスの 金融大手クレディ・スイスも責任の一端を担った可能性が あると報じた。WSJに…

盆休みの傾向は

今週の為替相場は、動きの鈍い展開が予想されます。以前は、為替市場における、日本の存在感が 大きかったことから、日本企業が一斉に盆休みを とるこの時期は、市場は閑散としたものでした。日本企業は、盆休み前に、ある程度の 輸出予約をこなして、相場の…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。米景気は堅調、欧州はドイツなどの経済が気掛かり、 そんな見方が市場では広がっていますが、 実際の数字がどうなるのか、注目されています。米国では 【18日】 8月のNAHB住宅市場指数(予想53、前回53)【19日】…

米成長率見通し、2.1%に下方修正=フィラデルフィア連銀調査

米フィラデルフィア地区連銀が15日に公表した 四半期エコノミスト調査では、第3・四半期の 米成長率見通しは引き上げられたものの、 通年の見通しは下方修正された。調査によると、第3・四半期成長率見通しは 年率換算で3.0%と、従来見通しの2.9%から 上方…

米労働市場、需給の緩みで賃金の伸び抑制=シカゴ連銀報告

米シカゴ地区連銀は15日、労働市場にスラック (需給の緩み)が存在していることで賃金の伸びが 抑えられているとする報告書を公表した。シカゴ連銀は報告書で、現在の労働市場が金融危機に 見舞われる前と同等の水準にあると仮定すると、 今年6月の実質賃金…

早期のゼロ金利政策解除「誤り」=ミネアポリス連銀総裁

米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は15日、 連邦準備理事会(FRB)が早すぎる時期に ゼロ金利政策を解除すれば景気回復が損なわれる 恐れがあるとし、FRBはこうした誤ちを犯しては ならないと述べた。同総裁は、欧州でインフレ率が1%を 下回ってい…

景気回復緩やか、まだ本物とは言えない=麻生財務相

麻生太郎財務相は15日、閣議後の会見で、 4〜6月の国内総生産(GDP)が大幅な マイナス成長となったことについて、 「緩やかな景気回復が続いている」 との認識を示した。消費税率10%への引き上げの判断については、 7〜9月期以降の経済指標を注意深くみて…

英中銀が大幅利上げを迫られる公算小さい=マイルズ金融政策委員

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会の マイルズ委員は14日、インフレ見通しが抑制されている ことを理由に、大幅な利上げを迫られる公算は小さい との見解を明らかにした。マイルズ委員はBBCラジオに対し、投資支出が 大幅に伸び始め、今後も増勢…

フランスが成長率予想引下げ、今年の財政赤字目標は達成不可能

フランスのサパン財務相は2014年と2015年の 成長率見通しを引き下げたことを明らかにし、 今年の債務削減目標は達成できないとの見通しを 示した。同財務相は仏紙ルモンドへの寄稿で「フランスは 歳出を完全に管理しているにもかかわらず、 弱い成長と不十分…

ドイツ経済、今年後半はプラス成長に戻る見通し=経済相

ドイツのガブリエル経済相は14日、同国の 国内総生産(GDP)は今年後半はプラス成長に 戻るとの見通しを示した。ドイツ連邦統計庁がこの日発表した第2・四半期の GDP速報値は前期比0.2%減少した。同相は、東欧や中東からのリスクに加えて、 ユーロ圏経済の…

ホールセール金融市場なおぜい弱、改革必要=NY連銀総裁

米ニューヨーク(NY)連銀のダドリー総裁は13日、 短期のホールセール金融市場にはなおぜい弱性が 残っていると指摘し、金融危機によりもたらされた その他のリスクとともに、より安定化させる必要が あるとの考えを示した。同総裁は、ニューヨークで開催さ…

英中銀が賃金見通し引き下げ、利上げ急がず=インフレ報告

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)は13日、 インフレ報告を公表し、賃金の伸び見通しを 大幅に引き下げるとともに、賃金動向が利上げの 時期やペースを決定する上で重要な要素になる との方針を示した。中銀が利上げを急がない姿勢を示したことで、 市場…

スコットランド独立の影響に備えた対応策ある=英中銀総裁

イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は13日、 スコットランドが独立して英国の金融安定性が損なわれた 場合に備えてコンティンジェンシー・プラン(不測の事態を 想定した緊急対応策)を策定していると表明した。独立の是非を問う住民投票は9月18…

経済成長促進、ユーロ圏各国の責任=ドイツ連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである バイトマン独連銀総裁は、経済成長の押し上げに 向けて適切な措置をとるのはユーロ圏各国政府の 責任、と強調するとともに、金融政策は ユーロ安による競争力の引き上げを 目指すべきではない、との考えを示した。…

イタリア首相、ECBのドラギ総裁と非公式会談

イタリアのレンツィ首相は13日、今週に 欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁と 会談したとの報道を事実と認めた。ドラギ総裁はイタリア経済の 再建へ迅速な対応を求めていた。公表されている首相の予定に 会談は含まれていなかった。ドラギ総裁が別荘を構える …

米雇用回復の一方で賃金は低下、製造業など23%減少=調査

世界的金融危機に伴うリセッション(景気後退)後の米国では、 雇用が伸びる一方で賃金は低下していることが、 11日公表された全米市長会議(USCM)の報告書で 明らかになった。リセッション時に雇用者数が減少した業種の賃金は、 当時に比べて平均23%減少…

米・世界の景気回復は「期待外れ」=フィッシャーFRB副議長

米連邦準備理事会(FRB)のフィッシャー副議長は11日、 これまでの米国と世界の景気回復について「期待外れ」と 述べた上で、潜在成長率の永久的な下方シフトを示唆する 可能性があるとの見方を示した。スウェーデンでの経済会議で行う、2007〜2009年の 金融…

輸出の先行き「緩やかな増加に向かっていく」に引下げ=日銀月報

日銀が11日公表した8月の金融経済月報では、 輸出の先行きについて緩やかな増加に「向かっていく」 とし、緩やかに「増加していく」としていた従来の 判断を小幅に下方修正した。2四半期連続で輸出が減少したことを踏まえ、 今後の回復ペースを慎重に判断し…

地政学的リスク、ドルの重石に

今週の為替相場は、地政学的なリスクが ドルの重石になる可能性が強まっています。ウクライナ情勢で、ロシアが欧米の制裁策に 対抗措置を打ち出したことで、この問題が 大きなものになってきました。これまでは、欧米が中心となってロシア制裁を 強める動き…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。影響の大きな経済指標の発表は 少ないのですが、意外性のある数字が 出ると金融市場に大きな影響が出ると思います。米国では 【13日】 7月の小売売上高(予想前月比0.3%増、前回0.2%増) 7月の小売売上高除く…