2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

男女平等への取り組み、世界的に失速=IMF報告書

国際通貨基金(IMF)は23日、女性は依然として 男性に比べて労働参加率や賃金が低いとして、 男女平等社会の実現に向けた取り組みが過去数年で 世界的に失速しているとする報告書を発表した。同報告書でIMFは、男性と同じ数の女性が労働力人口に 加われば、…

スイスフランの対ユーロ相場上限は不可欠=中銀総裁

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のジョルダン総裁は23日、 スイスフランの対ユーロ相場上限の設定は経済リスクの抑制を 目指す金融政策に不可欠との見解を示した。スイス中銀は2年前から、デフレと景気後退(リセッション)を 回避するため、スイスフランの…

NY連銀総裁が緩和継続の必要性強調、「年内縮小なお可能」

米ニューヨーク連銀のダドリー総裁は23日、 連邦準備理事会(FRB)は当面、米経済に対する 逆風に引き続き強く対抗していく必要がある との見方を示した。ただ、年内に量的緩和(QE)縮小に 踏み切ることは依然として可能だとした。ダドリー総裁は講演で、債…

ECBの政策金利は非常に適切=メルシュ専務理事

欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は23日、 ECBの政策金利について「(現在)ユーロ圏に とって非常に適切」との見解を示した。ECBは5月に政策金利を過去最低の0.5%に引き下げ、 以降この水準に据え置いている。専務理事は、独紙ハンデルスブラットか…

ECBは追加LTROの用意も、市場金利の上昇回避ヘ=ドラギ総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、欧州議会の 経済金融委員会で証言し、ユーロ圏のインフレを過度に 低く押し下げかねない水準に短期金利が上昇することを 回避するため、追加の長期資金供給オペ(LTRO)を 実施する用意があると言明した。欧州の銀行…

欧州、経済改革の推進が不可欠=レーン欧州副委員長

欧州委員会のレーン副委員長(経済・通貨問題担当)は23日、 ドイツのメルケル首相が総選挙で大勝したことを受け、 同国によるユーロ圏の経済改革推進に向けた取り組みは 継続するとの見解を示した。レーン副委員長は、トムソン・ロイター主催のイベント 「…

時間軸政策は必要あれば追加措置を示唆=白井日銀審議委員

日銀の白井さゆり審議委員は19、20日に米ワシントンで講演し、 日銀が異次元緩和の下で採用している時間軸政策(フォワード ガイダンス)に関して、必要と判断すれば「金融緩和を2年間に 限定することなく、追加行動をとりうることを示唆している」と語った…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。景気動向が気掛かりな欧州、さらなる強い経済指標を 見たい米国と、欧州、米国での経済指標発表に注目が 集まっています。米国では 【24日】 7月のS&P/ケースシラー住宅価格指数(予想12.50%、前回12.07%) 7月…

米議会、債務上限引き上げで合意しなければ「愚か」=バフェット氏

米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は、20日に 放送されたCNBCとのインタビューで、米議会は 債務上限の引き上げで合意しなければ「そうとう愚かだ」 と述べ、長引く与野党間の対立は憂慮すべきとの見方を示した。政治家の無分別な行動は一定期間に限ら…

銀行の短期資金調達めぐるリスク、規制当局の最優先事項=FRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のタルーロ理事は20日、 リーマンショックから5年たった現在、銀行の 短期資金調達をめぐるリスクの管理が規制当局の 最優先事項との見解を明らかにした。タルーロ理事はエール大学での講演の原稿で 「ホールセール市場からの短期の…

クロアチアとマルタを財政上の懸念から格下げ=フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティングスは20日、財政状況を めぐる懸念から、クロアチアとマルタのソブリン格付けを 引き下げた。クロアチアの長期外貨建て発行体デフォルト格付けは 「BBBマイナス」からジャンク(投機的)等級となる 「BBプラス」に、マルタは…

EURIBOR設定への「異常な」金利申告、大幅に減少=監督当局

欧州証券市場監督局(ESMA)は、指標金利の 不正操作問題を受けて金利申告に関する監視が 強化されて以降、欧州銀行間取引金利(EURIBOR)の 設定に「異常な」数値が申告されることは大幅に 減ったとの認識を示した。ESMAは20日に公表した調査で、金利申告に…

欧州委、イタリアが財政赤字是正へ11月初めまでに行動すること望む

欧州委員会は、イタリアが2013年の財政赤字を 対国内総生産(GDP)比で3%以下に抑制するため、 11月初めまでに行動することを望んでいる。関係筋が20日明らかにした。イタリア政府はこの日、2013年と 2014年の成長率見通しを引き下げた。同時に、対GDP比で3…

インド中銀、為替持ち高制限を緩和=関係筋

インド準備銀行(中央銀行)は一部銀行の為替取引について 6月以降課していた日中の未決済持ち高の制限を緩和した。 銀行4行の事情に詳しい関係者が明らかにした。今月初めにラジャン氏が中銀の新総裁に 就任して以降、制限は緩和されているという。外国の銀…

インド中銀が政策金利を引き上げ、ルピー支援策を一部解除

インド準備銀行(中央銀行、RBI)は20日、政策金利である レポレートを予想外に25ベーシスポイント(bp)引き上げ、 7.50%とすることを決めた。 リバースレポレートも6.50%に引き上げた。 現金準備率は4.00%に据え置いた。一方、ルピー安を抑制するため7…

日銀総裁、異次元緩和に「確かな手応え」

黒田東彦日銀総裁は20日、都内で講演し、日本の景気・ 物価は日銀が掲げる2%の物価安定目標に向かって順調に 推移しているとし、4月に導入した異次元緩和の効果に 「確かな手応えを感じている」と語った。景気回復の持続には内需の堅調継続と海外経済の動向…

法人実効税率下げ、給与増に回る保証なければ困難=麻生財務相

麻生太郎財務相は20日、閣議後の会見で、消費増税による 景気の腰折れを回避するための経済対策をめぐり焦点に 浮上している法人実効税率の引き下げについて、 コメントできる段階ではないと述べた。税率の引き下げが設備投資や雇用拡大、給与引き上げに つ…

IMF専務理事、予算問題の早期解決など米国に求める

国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は19日、 米政策担当者に対し、IMF改革への支持を訴えるとともに、 予算と債務上限引き上げをめぐる与野党の対立を 解消するよう促した。ラガルド氏はIMFの専務理事としては 約20年ぶりに米商工会議所で講演した。講演…

英国、持続的な景気回復局面入りの様相=マイルズ中銀委員

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)の金融政策委員会 (MPC)のマイルズ委員は19日、ロイターの インタビューに応じて、英国経済が持続的な 回復局面に入りつつあるように見えると語った。マイルズ委員は、英経済に対する見通しが好転したことが 資産購入…

ドル足踏み続く

今週の為替相場は、ドルが緩やかな 動きを継続すると見ています。期待されていた米金融緩和の縮小は、 FOMCで先送りされました。期待したほど、失業率が改善しなかったことや、 米国では財政赤字問題が、 再びクローズアップされていることで、 金融緩和縮小…

ノルウェー中銀が金利据え置き、利上げ時期予想は前倒し

ノルウェー中央銀行は19日、政策金利を1.5%に 据え置くとともに、予想外のインフレ高進と 通貨クローネの下落を受け、利上げ時期が これまで予想していたよりも早期になる との見通しを示した。中銀は、最初の利上げは2014年の夏になると予想。これまでは、…

スイス中銀、1ユーロ=1.20フランのスイスフラン上限を維持

スイス国立銀行(中央銀行)は19日、スイスフランの 上限として設定した1ユーロ=1.20フランの水準を 維持するとともに、金利据え置きを決定した。中銀は声明で、世界の金融市場の状況は幾分改善したものの、 スイスフラン相場の上限維持とスイスフランの3カ…

首相が福島第1原発5、6号機廃炉を東電に指示、年内結論と社長

安倍晋三首相は19日、東京電力福島第1原発を視察し 5号機と6号機を廃炉するよう東電に指示した。首相に同行した東電の広瀬直己社長は 年内に判断すると回答したという。同原発を視察後、首相が記者団に語った。安倍首相は、廃炉に向け安全対策に万全を期すた…

カナダドルの対米ドルでの等価割れ、国内製造業を支援=財務相

カナダのフレアティ財務相は18日、カナダドルが 米ドルに対して等価水準を割り込んでいることは、 国内製造業を支援するとの認識を示した。同相は「カナダドルは現在、(対米ドルで)等価水準を 下回っている。国内製造業には支援効果がある」と述べた。

米FRBの緩和縮小見送り、緊縮財政や政治の機能不全も要因

米連邦準備理事会(FRB)は、経済は拡大への確かな 兆候を見せていると考えているが、大きな警告も発している。それは、政府の財政赤字削減への取り組みが、 状況の改善を大きく阻害しているということだ。FRBは18日、月額850億ドルの 資産買い入れを当面継…

米FOMCが予想外の量的緩和縮小見送り、景気の足取り見極めへ

米連邦準備理事会(FRB)は18日、米連邦公開市場委員会 (FOMC)後に発表した声明で、月額850億ドルの 資産買い入れを当面継続する方針を表明した。過去数カ月間の借り入れコスト上昇によって景気が 圧迫される可能性を懸念し、経済成長の底堅さが 確信でき…

ポルトガル格付け見通し、クレジットウォッチネガティブに=S&P

S&Pは18日、ポルトガルの外貨建て ソブリン格付け見通しを「クレジット ウォッチネガティブ」に指定した。財政健全化プログラムによる経済への リスクが高まったためとしている。 現在の格付けは「BB」。クレジットウォッチネガティブに指定されたことで、 …

英中銀の9月金融政策委、全員一致で買い入れ枠据え置き決定=議事録

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が18日発表した 9月の金融政策委員会(MPC)の議事録によると、 資産買い入れ枠据え置きは9対0で決定した。 金利据え置きも9対0で決定。議事録は「少なくとも8月のインフレ報告を発表した時点で 想定したように景気回復…

ECB、銀行が資金調達で差し出す担保の規定を簡素化へ=議事録

欧州中央銀行(ECB)内の専門家などで構成される 委員会の会合の議事録で、ドラギECB総裁の発言から、 ECBがユーロ圏の危機収束後、資金調達の際に銀行が 差し出す証券に適用する規定を簡素化する方針で あることが明らかになった。ECBは、危機の間、銀行の…

IMFが性急な歳出削減警告、財政健全化への具体策示さず

国際通貨基金(IMF)は17日に公表した世界的な 金融危機から得られた教訓をまとめた報告書で、 財政健全化を目指す国は性急に歳出を削減する べきではないが、自国の国債に対する投資家信頼感も 考慮する必要があるとの見解を示した。ただ、各国政府がどのよ…