2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧

トランプ発言でドル売りに

13日の外国為替市場では、ドル円相場は 108円台後半とドルが下落しました。前日のNY市場で、トランプ米大統領が ドル高過ぎると発言したことや、金利は低い方が 望ましいと述べたことから米長期金利が低下し、 日米金利差の縮小からドル売りが強まりました。…

カナダ中銀、政策金利据え置き

カナダ銀行(中央銀行)は12日、政策金利を 0.50%に据え置きました。経済成長は1月時点の予想より上振れていますが、 経済が持続可能な成長軌道に乗っていると 結論付けるのは時期尚早との考えを示しました。中銀は経済に著しい過剰能力が残っているとの立…

ブラジル中銀が100bp利下げ

ブラジル中央銀行は12日政策金利を12.25%から 11.25%に引き下げることを全会一致で決定しました。100ベーシスポイントの利下げ幅は2009年6月以来の 大きさで、景気回復を支えるため、緩和ペースを加速しました。利下げは過去4回の会合に続き5回連続となり…

トランプ米大統領、ドルは「強過ぎる」

トランプ米大統領は12日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの インタビューに対し「ドルは強くなり過ぎている」と述べ、ドル高に 強い不快感を示しました。一方、選挙中から主張してきた中国の「為替操作国」認定は、 北朝鮮をめぐる協議の妨げになるな…

円、対ドルで109円台に上昇

12日の外国為替市場では、円が対ドルで 一時109.35円まで上昇しました。シリア情勢や北朝鮮情勢を巡る思惑から、 リスク回避の円買いが強まり、円の上昇が 顕著になりました。日本時間夕刻では109円台後半で推移しています。円は対ユーロでも一時115.95円付…

米公定歩合会合の議事要旨、3連銀が据え置き要求

米連邦準備理事会(FRB)が11日公表した公定歩合に関する会合の 議事要旨から、3月14〜15日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を目前に 控えた3月9日時点で、12地区連銀中影響力の強いニューヨーク連銀及び セントルイスとミネアポリスの計3連銀が据え置きを主…

ドル円は110円台後半で推移

11日の外国為替市場では、ドル円相場が 110円台後半とドルが下落しました。前日はイエレンFRB議長の発言が利上げに前向きなものに なるとの見方から、ドルは111円台で底堅い動きを見せましたが、 イエレンFRB議長の発言は緩やかなペースで利上げを行うことを…

IMF世銀・WTO報告、「自由貿易は成長に不可欠」

国際通貨基金(IMF)、世界銀行、世界貿易機関(WTO)は10日、 自由貿易が世界経済の成長に不可欠だと強調し、トランプ米政権などが 志向する保護主義をけん制する共同報告書を発表しました。今月下旬にワシントンで開かれる20カ国・地域(G20)財務相・ 中…

イエレンFRB議長、「緩やかな利上げ、健全な成長維持が目的」

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は10日、 ミシガン大学フォードスクールで開催されたイベントで、 経済を過熱させることなく健全な成長を維持するため、 FRBは緩やかなペースで利上げすることを計画している との見解を示しました。また同議長は、…

ドラギECB総裁、「ユーロ景気回復は政治の不透明感高止まりでも継続へ」

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は10日、世界的に 政治を巡る不透明性は根強い可能性が高いが、ユーロ圏経済の 回復は年内継続するとの見方を示しました。同総裁は年次報告書で「政治の不確実性は2017年も続くだろう。 だが我々は、金融政策に支えられ、経…

人手不足、経済の制約になってない=内田日銀名古屋支店長

日銀の内田真一名古屋支店長は10日夕、日銀本店で会見し、 東海地区における人手不足はさらに厳しくなっているが、 経済成長の制約にはなっていない、との認識を示しました。東海経済は、海外経済の回復を追い風に拡大を続け、 今後も日本の先頭を走る、と語…

足元の為替は円安で企業側から懸念はない=衛藤日銀大阪支店長

日銀の衛藤大阪支店長(理事)は10日午後日銀本店で会見し、 為替が昨年11月の米大統領選前と比べ円安水準にあるため、 「関西経済にはポジティブ」と評価しました。最近はやや円高方向に推移しているが、関西の企業側から 「それほど懸念はない」としていま…

日銀地域経済報告、9年ぶりに複数地域で

日銀は10日、春の支店長会議を開き、全国9地域の 景気動向をまとめた「地域経済報告」(さくらリポート)を 公表しました。それによると、北陸の景気判断を東海と同じ 「緩やかに拡大している」との表現に引き上げました。複数地域での景気拡大はリーマン・…

黒田日銀総裁、支店長会議で、景気の回復基調続く

日銀は10日、春の支店長会議を開きました。黒田総裁は冒頭のあいさつで、消費者物価の先行きについて 「小幅のプラスに転じた後、2%に向けて上昇率を高めていく」 と述べ、従来のデフレ脱却シナリオを堅持する姿勢を示しました。景気に関しても「回復基調を…

トランプリスク、大きな材料に

今週の為替相場は、トランプリスクが改めて 意識されるものと思われます。オバマ前大統領の弱腰外交を批判していただけに、 トランプ大統領は何かやる、そんな見方がありましたが、 いきなりシリアの空軍基地をミサイルで攻撃しました。シリアが反政府軍に対…

米国、シリア追加攻撃警告も、ロシアは「侵略即時停止」要求

国連安全保障理事会は7日、米国がシリア軍事攻撃に 踏み切ったことを受け、緊急会合を開きました。ヘイリー米国連大使は「昨夜は非常に慎重な措置を取った。 もっとやる用意があるが、その必要がないことを望む」と 追加攻撃を警告しました。これに対してシ…

米中首脳会談、北朝鮮核放棄へ協力強化で一致

トランプ米大統領と習近平・中国国家主席は7日、 フロリダ州パームビーチで2日間の日程で行われた 初めての首脳会談を終えました。両首脳は北朝鮮の核・ミサイル開発が「深刻な段階」に 達したとの見方を共有し、北朝鮮の核放棄に向けて協力を 強化すること…

シリア攻撃で、荒い動きに

7日の外国為替市場は、米軍がシリアにミサイル攻撃を 行ったとの報が流れると、ドルが下落する動きが見られました。ドル円は、朝方は111円付近での取引されていましたが、 シリア攻撃の報道が流れると、110.10円付近までドルが急落しました。リスク回避の円…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しとなっています。米国では米中首脳会談が行われていましたが、その最中に、 米軍がシリアに対してミサイル攻撃を行いました。シリアが反体制勢力に化学兵器を使用したとの報道が流れる中で、 米国はその確証を得たとし…

米軍、シリア政権に軍事攻撃・巡航ミサイル、60発超発射

米メディアによると、米軍は6日夜(日本時間7日午前)、シリアの 軍事施設を標的に巡航ミサイルを発射し、アサド政権への軍事攻撃を 行いました。少なくとも巡航ミサイル60発を撃ち込みました。シリアで起きた化学兵器によるとみられる攻撃で多数の死傷者が …

日本の地銀、信金研究で低金利のリスクを警告=IMF報告

国際通貨基金(IMF)は6日、最新の世界金融安定報告を 発表しました。長引く低成長と低金利で日本の地方銀行や信用金庫の収益が 悪化した事例を紹介し、同様の状況に直面した金融機関が、 収益確保のため高リスクの投資に傾けば、「金融安定性に 影響を及ぼ…

ECB議事要旨、政策ガイダンス変更による金融引き締め懸念

欧州中央銀行(ECB)が6日公表した3月9日開催の理事会議事要旨によると、 政策ガイダンスを変更すれば、金利上昇を招くなど金融状況を引き締める ことになりかねないと当局者が懸念を示していたことが分かりました。一方、インフレ目標の達成にはなお高水準…

ドル円、110円台で一進一退

6日の外国為替市場では、ドル円相場は 110円台で一進一退となっています。朝方は110円台後半での取引スタートとなりましたが、 その後は北朝鮮を巡る情勢が材料視される中で、 リスク回避の円買いが強まり、ドルは110円台前半に 下落する動きが見られました…

米FOMC議事要旨、米緩和正常化は最終段階へ

米連邦準備制度理事会(FRB)は5日、3月14、15両日の 連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。大半の参加者が、量的金融緩和で買い入れた米国債など 資産の縮小を年内に始めるのが適切と判断しました。FRBは景気回復を受けて2014年10月に量的…

ドル下落、対円で110円台後半

3日の外国為替市場では、ドル円相場は 110円台後半と、ドルが下落しています。トランプ米大統領が指名した最高裁判事の候補者の 議会承認でづ透明感が強まり、またトランプ政権の 税制改革などの経済政策が実行されるのか否か、 不透明感が広がっていること…

ドル、対円で111円台前半

週明け3日の外国為替市場では、ドル円相場は 111円台前半〜央の水準で小動きとなっています。発表された日銀短観は堅調な数字を見せたものの、 日銀短観で市場が動揺することはありませんでした。市場では、米中首脳会談の行方など、注目材料が 控えているこ…

3月調査の日銀短観、大企業製造業業況判断DIはプラス12

日銀が3日発表した3月の全国企業短期経済観測調査(短観)によると、 企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、大企業製造業がプラス12となり、 2四半期連続で改善しました。海外経済回復や円安に伴う輸出の堅調が企業心理を 押し上げた模様です。昨年12月…

米国発の材料を注目へ

今週の為替相場は、米国発の材料を見極める動きが 強まると思います。米国では、トランプ大統領が貿易赤字縮小に向け、 不公正貿易の調査などを商務省に命じる大統領令に 署名したことで、貿易問題が激化する動きが 想定されます。また、米通商代表部(USTR)…

ドル、対円で111円台前半に下落

31日の外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して下落しました。米FRB高官の利上げは急がないとの発言を受けて、 ドル売りが強まりました。対ユーロでは1.06ドル台に下落、対円でも111円台前半に 下落しました。市場では、トランプ大統領が貿易赤字縮小への…

米貿易報告、自動車・農業の障壁批判

米通商代表部(USTR)は31日、外国の貿易障壁に 関する年次報告書を発表しました。日本に対しては自動車、農業分野の関税・非関税障壁 などを批判しています。4月中旬に始まる日米経済対話で、トランプ米政権は 障壁に焦点を当て、市場開放を求める構えです…