2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

米FRBが四半期報告公表開始、透明性向上策で頻度高める

米連邦準備理事会(FRB)は27日、 四半期財務報告の公表を開始した。これまで年次報告だったが、透明性向上の取り組みの 一環として四半期ベースの公表に切り替えた。監査前の第1・四半期及び第2・四半期の報告に基づく 1〜6月の米財務省への納付額は464億47…

フラン相場の上限設定、引き続き適切な政策措置=スイス中銀総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は27日、 約1年前に導入したスイスフラン相場の上限設定について、 極度の状況下で講じた非常措置だが、 現在も適切な政策措置との認識を示した。スイス中銀は昨年9月6日、ユーロ圏ソブリン債務危機を 受けた質へ…

独与党幹部、連立与党内のギリシャ離脱論を批判

メルケル独首相の政党、キリスト教民主同盟(CDU)の幹部は、 連立与党内からでているギリシャのユーロ離脱論について、 財政・経済的な面ばかりに目を向けた考え方と批判し、 ギリシャ離脱に伴う地政学的リスクを考えるべきと指摘した。連立与党の一つ、キ…

ECBの新たな国債購入、政府ファイナンスにならない形で=アスムセン専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は27日、 新たな債券買い入れプログラムについて、対象を 短期債のみに絞るなど、ECBによる政府への 資金提供に相当するとの懸念を払しょくする 枠組みを策定していることを明らかにした。新たな買い入れ計画の下で…

中央銀行の非伝統的政策には一段の余地=西村日銀副総裁

西村清彦日銀副総裁は27日、トルコ中銀主催のセミナーで講演し、 最近の中央銀行の政策について、非伝統的な政策に踏み込んでいるが、 経済を支えるための一段の金融緩和に向けてこうした政策には さらなる余地があり、経済主体が構造調整を行うことを 助け…

スイス中銀、モーゲージリスクに備えた資本バッファー求めない方針

スイス国立銀行(中央銀行)は、 モーゲージ関連リスクに備えて 銀行が資本バッファーを積むことを 現時点では求めない意向を示した。同中銀は、この問題に関する協議は 早くても来年まで行われない見込みとし、 6月に発表された融資規則の厳格化や、 住宅市…

韓国格付け「Aa3」に引き上げ、日本や中国と並ぶ=ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、 韓国のソブリン格付けを「A1」から1段階引き上げ、 「Aa3」にすると発表した。これは韓国にとって過去最高の格付けで、 日本や中国と並んだ。 見通しは「安定的」。ムーディーズは格上げの理由とし…

東京都の尖閣上陸申請、許可せず=藤村官房長官

藤村修官房長官は27日午後の記者会見で、 尖閣諸島の購入に向けて東京都が行っていた 上陸申請について、許可しない旨を伝えたと発表した。藤村官房長官によると、「政府は原則として政府関係者を除き 何人も尖閣諸島への上陸を認めないとの方針をとっており…

与党支持率は若干上昇、連立を組む小規模政党は苦戦=独世論調査

ドイツのビルト日曜版の委託で調査機関エムニドが 実施した世論調査によると、メルケル首相率いる 保守会派の支持率は若干上昇しているものの、 連立を組む小規模政党が苦戦しており、 2013年の選挙後に困難が予想されることが 浮き彫りとなった。調査では、…

ドイツ、EU政治的統合に関する新条約策定の会議を希望=報道

独シュピーゲル紙は26日、ドイツのメルケル首相が、 ユーロ圏ソブリン債務危機の克服に向け、 欧州の政治的統合を深化するための新条約を 策定する会議の設立を希望していると伝えた。メルケル首相は、12月の欧州連合(EU)首脳会議で、 新協定に関する会議…

メルケル首相が独連銀総裁を支持、ユーロ圏危機対応策への警告で

ドイツのメルケル首相は26日、ARDテレビのインタビューの中で、 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーである バイトマン独連銀総裁に対する支持を表明し、 ユーロ圏債務危機への対応策に関する バイトマン氏の警告を歓迎し、同氏がECB内で 影響力を持つことは…

仏首相が累進性高めた税制改革を公表、現実的な成長率予想も約束

フランスのエロー首相は、 大幅な税制改革を発表した。累進性を高めるほか、労働重視や投資と 成長を促進する姿勢を打ち出している。 ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙に述べた。インタビューの内容は、 掲載前の25日に公表された。政府はまた、年間100万ユ…

イタリア、来年はGDPがゼロ成長の見通し=経済相

イタリアのグリッリ経済相は25日付コリエーレ・デラ・セラ紙に対し、 同国の国内総生産(GDP)が今年2.1%縮小し、来年はゼロ成長になる との見通しを示した。世界的な危機の深刻化が、回復の見通しに 影響を及ぼしているという。この予想は、少なくとも1年…

ギリシャ支援、トロイカ査察団リポート後に決定すべき=仏大統領

フランスのオランド大統領は 25日にギリシャのサマラス首相と会談した。会談後の記者会見で大統領は、ギリシャが改革の約束を 果たす姿勢を示すべきだとの考えを示した。10月に欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)、国際通貨基金(IMF)の トロイカ査察団がギリ…

中国、輸出の伸び安定化目指し追加策を実施へ=温首相

中国の温家宝首相は25日に広東省を訪問した際、 第3・四半期に輸出の伸びの安定化を目指した 新たな策を講じると明らかにした。国営テレビ局が温首相の言葉を引用して 伝えたところによると、経済が下半期に数多くの 「好ましくない状況」にさらされるため、…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標が目白押しです。米国、欧州ともに追加緩和策が近く行われるとの見方が 支配的となる中で、経済指標の中身が注目されます。弱い経済指標には反応が強い動きとなることが予想されます。米国では 【28日】 6月のS&P/ケース・シラー住宅価格…

米FRB、景気支援に向け追加策実施する余地=バーナンキ議長

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は、 FRBには景気支援に向け追加金融刺激を 実施する余地があるとの立場を示した。ロイターは24日、同議長が議会下院の監視・政府改革委員会の ダレル・アイサ委員長(共和党、カリフォルニア州)に 宛てた書簡を入…

独首相、ギリシャ支援条件緩和で譲歩せずトロイカ報告待つ姿勢堅持

メルケル独首相は24日、ギリシャのサマラス首相と会談し、 同国がユーロ圏にとどまることを望むとしたが、 支援条件の緩和については歩み寄る姿勢を見せなかった。一方のサマラス首相は、会談後に行われた共同記者会見で 「ギリシャは約束を果たし、義務を遂…

ECB、利回り幅の目標設定を検討=中銀関係筋

欧州中央銀行(ECB)は、新たな債券買い入れ計画で、 利回り幅の目標設定を検討している。ECBの戦略を 明かさないことで、投機筋が利益をあげようとすることを 防ぐためだという。 関係筋が24日、ロイターに対し明らかにした。関係筋によると、利回り幅の設…

欧州発の下振れリスク強く意識、政策でサプライズ長続きせず=日銀総裁

日銀の白川方明総裁は24日、大阪市内で講演し 「欧州問題が深刻化し世界経済の一段の下振れに つながるリスクを引き続き最も強く意識」と強調した。一方、国内は「内需が予想を上回って堅調」 として景気回復シナリオを維持した。円高是正のため「劇場型金融…

韓国の親書返送に玄葉外相抗議 大統領発言の撤回も要求

玄葉光一郎外相は24日夜、申カク秀駐日韓国大使を外務省に呼び、 島根県・竹島の領有権問題をめぐり、野田佳彦首相の 李明博韓国大統領宛て親書を書留郵便で 日本政府に返送したことに抗議した。「外交慣例上あり得ない。大変遺憾で 強く抗議する」と述べた…

領土、不退転の覚悟=竹島「韓国が不法占拠」、冷静な対応要請・野田首相会見

野田佳彦首相は24日夕、首相官邸で臨時に記者会見し、 島根県の竹島と沖縄県の尖閣諸島をめぐる問題について 「わが国の主権に関わる事案が相次いで起こり、 誠に遺憾の極みだ。看過することはできない」と表明した。その上で、国民の安全保障や領土領海を守…

金利動向が焦点に

今週の為替相場は、 金利動向が焦点になりそうです。欧州や米国は、金利操作を見送り、 様子を見る姿勢を明らかにしていましたが、 足元の発言を見ると、早期の金融緩和の 可能性が出てきました。欧州では、ECBに対して、 新たな緩和策が期待されています。…

豪ドル高是正の為替介入は実施していない=中銀総裁

オーストラリア準備銀行(RBA)のスティーブンス総裁は 24日の議会証言で、豪ドル高を是正するための為替介入は これまでに実施していないと明らかにした。総裁は「われわれは豪ドル水準に影響を与えることを意図した、 いかなる介入も行っていない」と述べ…

韓国国債購入は何も決めていない、様子見て判断=安住財務相

安住淳財務相は24日、閣議後の会見で、日韓関係の緊張を受けて、 10月に期限を迎える通貨スワップ協定拡充措置の延長問題について 「本来なら、自動的延長があったと思うが、全く白紙に戻して 考えざるをえない」と述べた。また、5月に合意していた韓国国債…

ロムニー氏、大統領選勝利なら「FRB議長再指名せず」

米共和党の大統領候補に内定している ロムニー前マサチューセッツ州知事は23日、 米連邦準備理事会(FRB)議長職について、 自身が大統領に当選した場合、2014年1月に 2期目の任期が切れるバーナンキ現議長を 再指名する意思がないと言明した。ただ、後任候…

独仏首脳が会談、連携してギリシャに改革路線促す姿勢

メルケル独首相とオランド仏大統領は、ギリシャが厳しい改革を やり続けない限り合意した救済の余地はないとして、 ギリシャ政府に対し連携して、財政再建路線を 堅持するよう促す姿勢を打ち出した。独仏首脳はそれぞれ今週ギリシャのサマラス首相と 個別会…

金融庁が主要行に管理体制の点検・報告を命令、金利不正問題踏まえ

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)不正操作の問題を踏まえ、 金融庁は国内外約20の主要銀行に対し、金利を算出する 部署などの管理体制を点検し報告するよう銀行法に基づく命令を出した。 複数の関係筋が明らかにした。LIBORと東京銀行間取引金利(TIBOR)の…

日韓通貨協定、10月以降の取り決めは白紙=財務相

安住淳財務相は23日午後の衆議院予算委員会で、 竹島の領有権をめぐる韓国側の対応に関連して、 時限措置の期限が来る日韓通貨協定の10月以降の 取り決めは「白紙で考えざるを得ない」とした上で、 今後は野田佳彦首相や玄葉光一郎外相らと総合的に 対応を考…

「財政の崖」回避失敗なら想定以上の深刻な影響=CBO

米議会予算局(CBO)は22日、 最新の経済・財政見通しを発表した。減税失効や歳出の自動削減開始が重なる来年1月の 「財政の崖」について、当局が解決策を講じられない場合、 経済への影響は当初の想定以上に深刻なものになる との認識を示した。CBOは「財政…