2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

中国人民銀が予想外の利下げ、景気てこ入れへ

中国人民銀行(中央銀行)は21日、 予想外の利下げを発表した。景気減速兆候が強まる中、 てこ入れで経済を支援する。主要政策金利の引き下げは約2年ぶり。借り入れコストを押し下げ、 減速する経済を支援する。1年物貸出金利は40ベーシスポイント(bp)引き…

国債入札に上限案、財務省が金融機関に提示

財務省は21日開催した国債市場参加者会合で、 来年4月以降の国債入札から発行予定額の 2分の1を上限とする案を提示した。日銀の量的・質的金融緩和に伴い過度に 需給が引き締まる状況を抑止する狙い。一方、上限を設けるのと同時に「札割れ」の リスクを高め…

この1週間の円の下がり方、速すぎる=麻生財務相

麻生太郎財務相は21日、閣議後の会見で、 最近の円安進行について「この1週間の 円の下がり方は、テンポが速すぎる」と 市場動向をけん制し、為替の急激な変動は 歓迎できないと語った。麻生財務相は「為替は市場が決める話であって、 こちらが介入してどう…

衆院解散、12月14日総選挙でアベノミクスの是非問う

衆議院が21日、解散され、 選挙戦が事実上スタートした。2012年12月以来、2年ぶりとなる衆院選は 12月2日公示、同14日投開票の日程で行われる。安倍晋三首相は21日夕の会見で「この解散は アベノミクス解散だ」と述べ、アベノミクスの 是非を問う選挙になる…

円、120円乗せを意識へ

今週の為替相場は、円安が さらに進む展開を考えています。各国政府当局者の為替相場に対する 言及もない中で、円はじり安歩調と なっています。大きな節目と見られていた、対ドルでの 118円台もあっさり超えて、いよいよ120円の 大台が意識される展開となっ…

企業物価の先行き「当面下落続ける」=11月日銀月報

日銀が20日公表した11月の金融経済月報は、 景気の現状が「基調的には緩やかな回復を 続けている」として従来の判断を据え置いた。原油価格急落を背景に企業物価が「当面下落を 続ける」とし従来判断を下方修正した。景気の現状については「輸出」と「住宅投…

米FOMC議事要旨、世界経済や金融市場めぐり複雑な議論

米連邦準備理事会(FRB)が19日公表した 10月28〜29日開催の米連邦公開市場委員会 (FOMC)議事要旨では、物価動向に加え、 世界経済や金融市場の不安定な動きなどをめぐり、 FRB内で複雑な議論が行われたことが判明した。前月のFOMC後に発表された声明では…

英中銀、11月は7対2で金利の据え置き決定=議事録

イングランド銀行(英中央銀行)が19日に公表した 金融政策委員会の議事録によると、11月の同委員会は 7対2で金利の据え置きを決定した。ウィール委員とマカファーティー委員が 0.75%への利上げを主張した。両委員は8月の委員会以降、 利上げを主張している…

ユーロ圏はデフレ寸前、ECBの信頼性が焦点に=伊中銀副総裁

イタリア銀行(中銀)のサルバトーレ・ロッシ副総裁は19日、 ユーロ圏はデフレに陥る寸前の状況にあり、欧州中央銀行 (ECB)がインフレ目標を達成できるかどうかはその信頼性に 関わる問題だと警告した。副総裁はベローナ大学での講演で、ユーロ圏の 10月の…

追加緩和、消費増税延期で間違いだったとは思わない=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は19日の金融政策決定会合後の 記者会見で、政府が来年10月に予定されていた 消費税の再増税を延期することを決めたことによって、 今年10月末に実施した追加緩和が間違っていたとは 思わないと述べた。財政への信認が失われる確率は小さ…

日銀決定会合は賛成多数で現状維持、会見は増税延期に質問集中

日銀は18〜19日に開いた金融政策決定会合で、 10月31日の追加緩和で決めたばかりの政策の 現状維持を決めた。追加緩和に反対した 委員3人が賛成に転じた。黒田東彦総裁の記者会見では政府が 18日表明したばかりの消費税再増税の 先送りをめぐる質問が集中し…

豪中銀、中国不動産市場と豪ドルを懸念=議事録

オーストラリア準備銀行が18日公表した 前回金融政策会合の議事録では、中国不動産市場の 見通しと、中国経済に及ぼす影響について 「かなりの不透明感がある」と当局者が 認識していることが明らかになった。中銀は11月4日の政策会合で、 政策金利の据え置…

米成長率予想、10〜12月期は下方修正=米フィラデルフィア地区連銀調査

米フィラデルフィア地区連銀が17日に公表した 四半期エコノミスト調査では、10〜12月期の 米成長率見通しが下方修正される一方、2014年全体の 見通しはわずかながら上方修正された。調査は42人のエコノミストを対象に行われた。それによると、10〜12月期の成…

米インフレ率は2年後も低迷、緩和策効果薄=SF連銀報告

米サンフランシスコ地区連銀は17日に公表した報告書で、 連邦準備理事会(FRB)が現在実施している緩和的な 金融政策ではインフレ率を上昇させることはできず、 FRBは2016年になっても低インフレへの対処に 追われているとの予想を示した。同地区連銀のシニ…

米利上げ開始は来年半ば、低インフレで緩和必要=パウエルFRB理事

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル理事は17日、 米経済の回復が継続すれば、FRBが2015年半ばに 利上げを開始する可能性があるとの見解を示した。同時に、インフレが「当面低水準にとどまる公算が 大きい」ことから、足元、金融緩和が必要と言明した。パウエ…

LIBOR代替指標、米FRBが主要中銀幹部参加の会合

米連邦準備理事会(FRB)は、ロンドン 銀行間取引金利(LIBOR)に代わる 指標金利について討議するため、17日に ニューヨークで日銀を含む主要中銀幹部のほか、 大手銀行の幹部による会合を開く。参加すると見られているのは、日銀、 イングランド銀行(英中…

ドイツ企業の業況感低下、弱い欧州経済・ロシア対立影響=調査

ドイツのIW経済研究所が公表した調査結果によると、 国内企業の業況感が低下、来年の生産増を見込む企業の 割合は3社に1社で、輸出増を予想したのは4社に 1社にとどまった。同研究所によると、ユーロ圏経済が弱含み、 ウクライナをめぐるロシアとの対立が続…

ドイツの追加公共投資、経済のプラスにならず=連銀月報

独連銀は17日に公表した月報で、ドイツが 公共投資を増やしても同国やユーロ圏の経済には プラスにならないとの見解を明らかにした。「借り入れによる追加的な景気対策はドイツの 経済状況では建設的でなく、他のユーロ圏の 国にも比較的わずかな刺激効果し…

ECBは原油安の影響注視、バランスシート拡大へ注力=プラート専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は17日、 原油安がデフレを引き起こすか、または現在の 緩和策がバランスシートの拡大に不十分な場合、 ECBはさらに積極的な緩和策を講じる用意が あると表明した。クレディ・スイスのイベントで述べた。専務理事は、E…

ユーロ防衛へ「何でもやる」、ECB総裁が国債購入視野と言明

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は17日、 欧州議会での証言で、国債購入も含め、ECBは 追加策を講じる用意があると表明するとともに、 ユーロを守るためには「必要なあらゆる措置」を 講じる考えを示した。ドラギ総裁は「とりわけ成長の勢いが弱まり、 マネ…

総選挙、円安円高どっち?

今週の為替相場は、日本の総選挙が 円相場にどのような影響を与えるのか 見極める動きになりそうです。降って湧いたような 総選挙で唖然としています。なぜ今、総選挙なのか、政治家も、 官僚も、経済界も分からないのだと思います。国民は、もっと分かりま…

中国経済に一定期間の痛み、影の銀行が主要問題=財政次官

中国財政省の朱光耀次官は、国内経済を より緩やかな持続的成長に向けるには 「一定期間の痛み」が伴うとし、影の銀行が 主要な問題だとの見解を示した。20カ国・地域(G20)首脳会議に同行している 同次官は記者団に対し、「長期にわたり 積みあがった問題…

日本は3本の矢を全て活用する必要=日米財務相会談で米財務長官

ルー米財務長官は、20カ国・地域(G20)財務相会合に あわせて開かれた麻生財務相との会談で、日本は景気回復に 向けて「3本の矢」を全て活用する必要があると述べた。米財務省当局者が会談内容を明らかにし「ルー長官は、 日本の景気回復と成長率を持続的な…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が目白押しです。米国は金融引き締めに向けて動き出し、 欧州は追加緩和が視野に入り、 日本は既に追加緩和を実施した。先進国がそれぞれの思惑で 金融政策の変更を行っています。この結果、為替市場では円売りが進み、 ユーロも…

日銀追加緩和に構造改革伴うべき、必要なら財政刺激も=IMF幹部

国際通貨基金(IMF)アジア太平洋事務所のブレック所長は、 日銀による追加緩和について「適切で歓迎する」とし、 次は一段と強力な構造改革が必要との見解を示した。同所長は会見で「日銀による積極的な金融緩和ペースは 一定期間維持する必要がでてくる可…

ストレステストの要件、初めて理解=米シティCFO

米シティグループのジョン・ガースパッチ最高財務責任者 (CFO)は13日、米連邦準備理事会(FRB)が実施する 次回のストレステスト(健全性審査)の要件を初めて 理解したとの認識を示した。投資家関連の会合での発言。ガースパッチCFOは、当局から最も完全…

ECB理事会内の亀裂、フィンランド中銀総裁否定

欧州中央銀行(ECB)理事会のメンバーの リーカネン・フィンランド中銀総裁は13日、 ドラギECB総裁と理事会メンバーとの間に 亀裂が入っているとの観測を否定し、特に ドラギ氏とバイトマン独連銀総裁の折り合いが 悪化しているとのうわさは憶測に過ぎないと…

ユーロ圏のインフレ率低下を懸念=ECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は13日、 ユーロ圏のインフレ率低下について懸念を示した。 同専務理事はニューヨークで開催されたアナリストや エコノミスト向けの会合で、「インフレ率、及び コアインフレ率が低下しているのは懸念に値する」 と述べ…

ECBの四半期専門家調査、インフレ率・GDP予測を下方修正

欧州中央銀行(ECB)は13日、ユーロ圏経済に 関する第4・四半期の専門家予測調査を公表した。調査では、ユーロ圏のインフレ率と域内総生産 (GDP)伸び率の予測がともに、前回第3・四半期 調査から下方修正された。インフレ率予想は2015年が1.0%、2016年が1…

消費増税は実施なら景気下押し、延期は構造改革の後退=全銀協会長

全国銀行協会の平野信行会長(三菱東京UFJ銀行頭取)は 13日の定例会見で、仮に衆院解散・選挙となった場合、 経済を考えると重要な時期であるため、政治の空白が 生じないよう対策が必要との考えを示した。また、安倍晋三政権が消費再増税を見送るかが 焦点…