2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロ圏離脱、可能であるべき=オランダ首相

オランダのルッテ首相は、ユーロ圏離脱は 可能であるべきとの見解を示した。世界経済フォーラムに出席した同首相は、 昨年のギリシャ支援合意によりユーロ圏を 離脱する国はないことが確実になったか との質問に対し、「ユーロ圏全体が無欠で あることが目標…

独連銀理事、為替統制目的の資本規制容認する立場を示唆

ドイツ連邦銀行のドンブレト理事が、為替の統制手段として 資本規制を導入することについて、限られた範囲内であれば 適切な場合もあるとし、容認する立場を示唆した。独連銀は長年にわたり資本規制に反対の姿勢を示してきた。ドンブレト理事は24日付の独経…

メルケル独首相が日本に懸念、通貨安競争リスク言及

ドイツのメルケル首相は24日、金融緩和の強化に 踏み切った日本について「懸念していない訳ではない」とし、 通貨安競争のリスクに言及した。スイスのダボスで開催されている世界経済 フォーラム年次総会(ダボス会議)で述べた。為替操作が競争をゆがめる恐…

通貨安競争、回避すべき=レーン欧州委員

欧州委員会のレーン委員(経済・通貨問題担当)は24日、 現在のユーロ相場が過大評価されているか分からないが、 通貨安競争は回避すべきだとの見解を示した。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、 ロイター・インサイダー・テレビのインタビューに…

「通貨戦争」議論は誇張、現時点で不適切=IMF首席エコノミスト

国際通貨基金(IMF)の首席エコノミスト、 オリビエ・ブランシャール氏は23日、 先進国の緩和的な金融政策と財政政策により 「通貨戦争」が発生するリスクがあるとの考えは 誇張されたもので、現時点では適切ではない との見方を示した。ブランシャール氏は…

IMFが2013年の世界成長率予想を下方修正、欧州・日本下押し

国際通貨基金(IMF)は23日、世界経済見通しの 改定を発表し、2013年の成長率見通しを下方修正した。予想外に長引くユーロ圏のリセッション(景気後退)や 日本経済の低迷が今年の世界経済を圧迫するとの見方を示した。その上で、来年は成長が加速し、2010年…

カナダ中銀が政策金利を1%に据え置き、利上げ時期後ずれ示唆

カナダ銀行(中央銀行)は23日、 政策金利である翌日物金利を1%に据え置いた。だが利上げ時期については、過剰能力や低水準の インフレなどを理由に、従来予想からかなり 後ずれする公算が大きいとの見方を示した。中銀は声明で「2%のインフレ目標達成と整…

1月の英中銀金融政策委、資産買い入れ再開の必要性疑問視する傾向強まる

イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が23日発表した 1月9〜10日の金融政策委員会の議事録で、資産買い入れ 再開の必要性に疑問の声が強まっていることが明らかになった。金融政策委は9対ゼロの全会一致で金利据え置きを決定した。また、資産買い入れ枠の据…

独農業相、ドイツ銀の農作物デリバティブ取引を批判=独紙

ドイツのアイグナー食糧・農業・消費者保護相は、 ドイツ銀行が農作物を対象とするコモディティ(商品) デリバティブ取引継続を決定したことを批判した。独ハンデルスブラット紙が報じた。「ドイツ銀行は明らかに時代の動向を 認識していない」と述べたとい…

ユーロ/円変動はレンジ内、競争的な切り下げない=独財務省報道官

独財務省のコットハウス報道官は23日、ユーロ/円の変動は レンジ内にとどまっており、両通貨の間に競争的な 切り下げはないとの考えを示した。同報道官は、「過去数年間のユーロ/円相場はレンジ内に とどまっている」とし、競争的な通貨切り下げの動きは …

ドイツ、英国がEUの積極的な一員であること望む=メルケル首相

ドイツのメルケル首相は23日、欧州連合(EU)と英国は 妥協点を探る用意をしておく必要があるとの考えを示した。英国のキャメロン首相はこの日に行った演説で、 EUにおける英国の役割を改革し、EU残留の 是非を問う国民投票を2017年末までに実施する方針を表…

競争力と成長力の強化へ政府に期待される役割も大きい=日銀

日銀は23日、前回の金融政策決定会合で決定した 2%の物価上昇率目標について、成長力強化の進展で 現実の物価に加えて予想物価上昇率も上がることが 想定されるとし、「競争力と成長力の強化に向けて、 政府に期待される役割も大きい」との見解を示した。物…

2015年の選挙で勝利すれば、EU残留是非を問う国民投票実施=英首相

キャメロン英首相は23日、次の選挙で自身が勝利した場合には、 欧州連合(EU)への残留の是非を問う国民投票を2017年末までに 実施する、との意向を明らかにした。

アイルランドとポルトガル、EFSF融資返済期限延長を要請

アイルランドとポルトガルは21日、ユーロ圏財務相に対し、 両国向け救済資金の一部について返済期限の延長を求めた。 アイルランドのヌーナン財務相が明らかにした。同相は記者団に対し、欧州金融安定ファシリティー (EFSF)を通じた融資の返済期限延長を求…

スペイン、2012年の財政赤字目標を達成できなかった可能性=欧州委

欧州委員会が22日公表したリポートによると、 スペインは景気後退(リセッション)による 社会保障支出の拡大などにより、2012年の 財政赤字目標を達成できなかった可能性が高い。しかしリポートは、経済プログラムが 予定と概ね一致して進んでいるとしてい…

日銀の金融緩和、ユーロ1.40ドル突破も=独貿易業連合会

ドイツ卸売・貿易業連合会(BGA)の アントン・ベルナー会長は22日、 日銀の金融緩和政策が通貨安競争を 招きかねないとして懸念を示した。 ロイターとのインタビューで述べた。また日銀の金融緩和が続けば、ユーロ/ドル相場が 1.40ドルの水準を突破する恐…

アスムセンECB専務理事、中銀への政治的圧力に懸念表明

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は22日、 構造的な経済問題の対処に向け、政府が中銀に対し 追加緩和を講じるよう圧力をかけることに懸念を表明した。日銀がこの日、金融緩和の強化に踏み切ったことを受け、 専務理事はロイターに対し、「問題が構…

キプロス問題を過小評価すべきでない=アスムセンECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は、 キプロスの金融問題について、なおぜい弱なユーロ圏の 信頼感を損ねる可能性があり、過小評価すべきでないと述べた。 欧州連合(EU)財務相理事会の合間に、ロイターに対して語った。アスムセン専務理事は「も…

ユーロ圏は最悪期を脱却、政府は改革継続を=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁は22日、ユーロ圏は 2013年を一段の信頼感をもって始めることができると しながらも、ECBが物価安定に努めるなか、各国政府が 改革を実施することで欧州を前進させられるかに かかっているとの考えを示した。ドラギ総裁は年初…

EU財務相理事会、11カ国の金融取引税導入準備を承認

欧州連合(EU)財務相理事会で過半数の財務相が、 ドイツやフランスなどユーロ圏11カ国の 金融取引税導入に向けた準備を承認した。 理事会に出席した2人の当局者が明らかにした。ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、 ポルトガル、ベルギー…

諮問会議、通貨安競争懸念に丁寧な説明で対応を

22日夜開かれた政府の経済財政諮問会議では、 デフレ脱却に向けた政府・日銀の連携強化を 明文化した「共同声明」に高い評価が相次いだ。大胆な金融緩和の為替市場への影響を評価する声が 聞かれる一方で、通貨安競争との批判が浮上するなか 対外的な説明に…

物価2%未達の段階でバブルなど起きれば日銀が政策を判断=白川総裁

日銀の白川方明総裁は22日、金融政策決定会合後の 記者会見で、2%の物価上昇率目標と無期限の 資産買い入れによる追加緩和を決定したことを受けて、 物価上昇率が2%に届かない段階でバブルなど金融面の 不均衡が顕在化した場合は、金融政策運営について 「…

日銀が2%物価目標と無期限緩和、政策運営には裁量余地

日銀は22日まで開いた金融政策決定会合で、 2%の物価上昇率を新たに「目標」と明確に定め、 2014年以降期限を定めず国債などを買っていく 無期限(オープンエンド)型の新たな金融緩和強化策を 打ち出した。共同声明で政府との連携強化を迫った安倍政権の …

麻生副総理が終末期医療めぐる発言撤回、一般論ではなく私見

麻生太郎副総理兼財務相は21日午後、 この日の社会保障制度改革国民会議での 自身の発言に関してコメントを発表し 「私個人の人生観を述べたものだが、 公の場で発言したことは適当でない面も あった」として発言を撤回し、議事録から 削除するよう申し入れ…

ECB国債買い入れ条件の経済改革要求、独立性で問題=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーの バイトマン独連銀総裁は、ECBが新たな 国債買い入れプログラム(OMT)で 買い入れ条件として各国政府に経済改革を 求めることは中銀の独立性を危うくする 可能性があるとの見方を示した。スウェーデン紙Dagens Nyheter…

FRBが2007年のFOMC議事録全文公開、金融危機の兆候察知できず

米連邦準備理事会(FRB)が公開した2007年の 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録全文で、 FRBが2007年ほぼ大半にわたり、住宅市場や 銀行セクターの問題が他に波及するものではなく、 米国の景気に悪影響を及ぼす可能性が 低いとみていたことが明らかになった…

米債務上限引き上げ問題を意識

今週の為替相場は、基本は円売りが 意識されると考えています。日銀は、金融政策決定会合で 追加緩和を決めると思います。自民党政権になって、日銀は明らかに 政権に靡いている感じがします。これまでの民主党政権に対しては、金融政策の 王道を進む道を説…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の 発表が予定されています。引き続き、各国の経済状況に 関心が集まるものと思います。中でも、日銀の金融政策決定会合には 強い関心が集まります。政府が日銀に強く、インフレ政策を押し付けることが 予想されており、どこまで強くイ…

米ホワイトハウス、制約ない債務上限引き上げ法案可決を共和に要請

米ホワイトハウスは18日、下院共和党が債務上限の 3カ月延長法案通過を模索していることについて、 歳出削減という条件を伴わない限り、歓迎するとの見解を示した。ホワイトハウスのカーニー報道官は声明で「下院共和党が、 メディケア(高齢者向け公的医療…

自国通貨安、産業界が望む万能薬ではない=クーレECB専務理事

欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は18日、 自国通貨安は産業界が抱える諸問題の万能薬で ないと述べ、通貨戦争への動きに警鐘を鳴らした。専務理事はBFMビジネスラジオのインタビューで 「通貨安は、産業界が望む万能薬ではない」と述べた。「企業が輸出…