2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

財政健全化の必要性、異次元緩和などでより差し迫った課題に=財政審報告

財政制度審議会(財務相の諮問機関)は27日、 異次元緩和や財政出動などアベノミクスの「一の矢」、 「二の矢」によって財政健全化の必要性はこれまで以上に 差し迫った課題となっているなどとする報告書を正式にまとめ、 麻生太郎財務相に提出した。報告書…

黒田緩和の矛盾で債券市場動揺、複数の委員が指摘=日銀議事要旨

日銀が27日公表した議事要旨によると、4月26日開催した 金融政策決定会合では、同月4日に導入したばかりの 「黒田緩和」について早くも激論が交わされていたことが 明らかになった。複数の審議委員が黒田緩和導入直後の長期金利乱高下について、 大規模な国…

金融機関の耐性を点検することが重要な課題=黒田日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は26日、日本金融学会の春季大会で 講演し、日本銀行の量的・質的金融緩和による デフレ脱却の過程で金利は上昇していくとした上で、 金融機関の金利リスク量が増加しているなかで、 金融機関の耐性を点検することが重要な課題だと語った…

目先の調整を継続か

今週の為替相場は、目先の調整を 継続するものと思います。株価の急落をきっかけに、 円が大幅に上昇しました。円は対ドルで、102円台から 100円台まで急伸しました。株高、円安の構図が崩れたことや、リスク回避の 円買い戻しの動きが強まったわけです。確…

今週の材料は?

今週も各国で経済指標の発表が目白押しです。欧米ともに景気指標の動向に関心が集まっており、 どのような内容になるのか、注目されます。米国では 【28日】 3月のS&P/ケースシラー住宅価格指数(予想前年比10.20%上昇、前回9.32%上昇) 5月のリッチモンド…

「神の懲罰」は政府見解でない 韓国外務省が釈明

韓国紙、中央日報が広島、長崎への原爆投下は 「神の懲罰」と主張したコラムを掲載した問題で、 韓国外務省報道官は24日の記者会見で「筆者個人の意見で、 韓国政府の見解ではない」と述べた。同省当局者は、23日に申カク秀駐日大使が「韓国人の 一般的な考…

長期金利が跳ね上がるとはみていない=日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は24日午後の衆議院財務金融委員会で、 長期金利の乱高下を抑制するために日銀による国債買入れ オペの進捗によりプレミアム圧縮効果が強まるとして、 長期金利が跳ね上がるとはみてないとの認識を示した。市場との対話を通じて、買入頻度や…

国債市場安定が望ましい、オペ弾力運用で長期金利変動を回避=日銀総裁

黒田東彦日銀総裁は24日、都内で開かれている 国際交流会議「アジアの未来」で講演し、国債市場の 安定が望ましいとの認識を示すとともに、市場との 対話の強化やオペレーション(金融調節)の弾力的な 運用で、長期金利のボラティリティ(変動率)上昇を 回…

2014年米成長率は3.25%近辺、失業率6.5%に低下=NY連銀

米ニューヨーク連銀は23日に公表した報告書で、 2014年の米経済見通しについて、緊縮財政措置の影響が 薄れることで実質成長率は3.25%近辺に上昇するとの予想を示した。NY連銀は、成長が加速することで失業率は 同年末には6.5%に低下すると予測。この水準…

ECBは危機対処で多くの措置、単独で解決できず=独連銀総裁

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのバイトマン独連銀総裁は 23日、ECBにはユーロ圏危機を解決することはできないとし、 政策手段の拡大が可能とする他のECB当局者の見解を退けた。バイトマン総裁はパリでの講演で、ECBは利下げや銀行への 流動性供給、ソブ…

ユーロ圏は1年前に比べより安定している=ECB総裁

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は23日、 ユーロ圏が1年前に比べてより安定している とした上で、経済状況は依然厳しく、各国が 改革と銀行同盟の計画を推進すべきだとの見解を示した。「欧州の安定構築と持続的な繁栄」と題した ロンドンでの講演の原稿で…

韓国紙コラム、原爆投下は「神の懲罰」と主張

韓国大手紙・中央日報が広島、長崎への原爆投下は 「神の懲罰」だったと主張する論説委員のコラムを掲載し、 在韓国日本大使館は23日までに、同紙に抗議した。コラムは20日付の紙面に掲載された。安倍首相が東日本大震災で被災した宮城県の 航空自衛隊松島基…

日本経済は堅調に回復、うろたえる必要ない=株急落で甘利再生相

甘利明経済再生担当相は23日夕、この日の東京株式市場で 日経平均株価が急落したことについて、中国で発表された 経済指標が悪化したことをきっかけに、株式市場で 利益確定の売りが集中したためだとして「日本経済は 堅調に回復している最中。うろたえる必…

債券購入縮小前に米景気回復示す一段の裏付け必要=FOMC議事録

米連邦準備理事会(FRB)が22日に公表した 4月30〜5月1日の連邦公開市場委員会(FOMC) 議事録によると、多くのメンバーが、債券買い入れ プログラムの縮小へと移る前に、米景気が 回復していることを示す一段の裏付けが 必要との認識を示した。議事録は「労…

米FRB議長、緩和縮小には「一段の裏付けが必要」

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は22日、 上下両院合同経済委員会で証言を行い、FRBの 金融緩和政策は米経済の回復を下支えしているが、 緩和ペースを減速する前には景気の勢いを示す 一段の裏付けが必要と述べた。議長は景気の勢いが維持されている…

ECB、物価に下方リスクあれば政策手段拡大も=専務理事

欧州中央銀行(ECB)のプラート専務理事は22日、 物価安定へのリスクに対応する必要があれば、 ECBとして金融政策の手段を拡大することが 可能との認識を示した。また、ECBはユーロ圏経済が下方スパイラルに 陥らないよう確実に対処する必要があると指摘した…

格付け会社がユーロ周辺国格下げ警告、リスク選好短命との見方も

主要中銀の流動性供給や欧州中央銀行(ECB)の ユーロ防衛へのコミットメントを背景に、ユーロ圏 周辺国の国債は足元で、利回りを追及する投資家の 買いに支えられているが、格付け会社は周辺国を さらに格下げする可能性があると警告している。そうなれば域…

債券市場注視し弾力的に国債買い入れ、年50兆円ペース維持=日銀総裁

日銀の黒田東彦総裁は22日の決定会合後の会見で、 長期金利の上昇は景気や物価の回復期待も要因だが、 「ボラティリティ(変動率)が高く十分注意が必要」と警戒。市場安定のために国債買い入れは、年50兆円との 計画の範囲内で頻度や年限などについて 「弾…

EU新法、「大き過ぎてつぶせない」銀行なくす鍵=英中銀副総裁

20日に欧州議会の委員会で決議にかけられる欧州連合 (EU)の銀行再生・破綻処理についての新法は、 加盟国が「大き過ぎてつぶせない」金融機関を 助ける意志がないことを市場に理解してもらうことに 役立つだろう、とイングランド銀行(英中央銀行)の タッ…

欧州議会の経済委が銀行救済法案可決、大口預金者の損失負担も

欧州議会の経済委員会は20日、大口預金者の損失負担に つながる可能性のある銀行救済法案の採決を行い、 圧倒的多数で可決した。この法案では、欧州連合(EU)加盟国の銀行が 経営難に陥った場合、小口預金者は保護されるが、 10万ユーロ以上の預金を保有す…

長期金利、急変なら民間の資金調達にも影響=経団連会長

日本経団連の米倉弘昌会長(住友化学会長)は20日の定例会見で、 最近の長期金利の上昇について「急変動が起こると民間の資金調達にも 影響が出てくるのではと思う」と指摘した。同会長は「国債の管理政策、財政健全化に向けた計画を ちゃんとやっているのだ…

景気判断2カ月ぶり上方修正、「緩やかに持ち直し」=月例経済報告

政府は20日に発表した5月の月例経済報告で、 景気は「緩やかに持ち直している」として、 基調判断を2カ月ぶりに上方修正した。米国向けを中心に輸出が持ち直しの兆しが見えていること、 生産や収益も改善の動きが出ていることを反映させた。消費者物価も、円…

バーナンキ米FRB議長、技術革新の見通しに楽観的見解示す

米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は18日、 マサチューセッツ州のバード大学卒業式で講演し、 生活水準の向上をもたらす技術革新(イノベーション)の 見通しについて楽観的な見解を示した。講演原稿の中で議長は金融政策や米経済の 当面の見通しなど…

スペイン上回るイタリア格付け、財政基盤も主因=ムーディーズ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、 イタリアのソブリン格付けがスペインの1段階上にあるのは、 財政基盤の強さが主因の1つだとの見解を示した。ムーディーズは「(イタリアの)力強い財政指標により、 成長に対する構造的な阻害要因を…

米政府の借入能力維持に向け一連の措置講じる用意=財務長官

米法定債務上限の一時凍結期間が週末に切れるのを前に、 ルー米財務長官は17日、政府の借入能力維持に向け 2600億ドル程度を確保するべく、一連の措置を 講じる用意があるとの見解を示した。長官は議会指導部宛て書簡のなかで「2011年に起きた 瀬戸際政策の…

英中銀、カーニー次期総裁就任後に政策余地増す可能性=金融政策委員

イングランド銀行(中央銀行)のウィール金融政策委員は17日、 インフレが将来低下するという兆しが若干見えてきている現状では、 カーニー次期総裁が就任した後は中銀の政策で経済を刺激する余地が 高まる可能性があると述べた。同委員は、インフレターゲッ…

スロベニアの長期外貨建て格付けを引き下げ=フィッチ

フィッチは17日、スロベニアの長期外貨建て格付けを 「Aマイナス」から「BBBプラス」に引き下げた。 見通しは「ネガティブ」に据え置いた。フィッチは声明で「銀行の資本増強にかかる費用を めぐって、当局とフィッチとの間で依然、見解に 大きな隔たりが存…

ECBの金融政策、長期間緩和的に=クーレ専務理事

欧州中央銀行(ECB)当局者は17日、ECBの 金融政策スタンスは長期間緩和的になるとの見解を示した。ユーロ圏の景気後退が続く中、ECBは今月の理事会で 主要政策金利を過去最低の0.5%に引き下げ、 主要リファイナンスオペの全額供給を少なくとも 来年7月まで…

ECB、低インフレ踏まえ追加緩和の余地ある=レーン欧州副委員長

レーン欧州副委員長(経済・通貨問題担当)は17日、 ユーロ圏のインフレが低水準にあることをから、 欧州中央銀行(ECB)には追加金融緩和の余地が あるとの見方を示した。副委員長はセミナーで「インフレの観点に立てば、 追加金融緩和の余地があるようだ」…

キプロスめぐるリスクは異例の高さ、緊縮実行が不可欠=IMF

国際通貨基金(IMF)は17日、キプロスのぜい弱な 国内銀行セクターや経済情勢を考慮すれば、同国が 直面するリスクは「異例に高い」と指摘し、緊縮計画を 完全に実施することが不可欠との見方を示した。IMFはスタッフ報告書で、キプロス経済は 銀行セクター…