2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は26日、 イタリアが1990年代に結ばれたデリバティブ (金融派生商品)取引で80億ユーロの損失を 被る可能性があるとの報道を受け、同国がEUの 過剰財政赤字是正手続き(EDP)から脱却した という見方は変わらない…
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノワイエ仏中銀総裁は26日、 ECBは必要な限り緩和的な金融政策を維持し、経済情勢に 正当化されれば追加措置を導入する可能性もあるとの見解を示した。同総裁はパリで開かれた銀行関連の会合で、「ECB理事会は 必要な限…
ショイブレ独財務相は26日、ギリシャに対する 追加的な債務減免の可能性を否定し、ギリシャの 調整過程におけるリスクは制御可能だと述べた。財務相は独予算に関する記者会見で、ギリシャに対する さらなる「ヘアカット(債務元本の減免)」についての 憶測…
バーゼル銀行監督委員会(バーゼル委員会)は26日、 レバレッジレシオの算出方法を公表した。新たなルールでは、デリバティブ(金融派生商品)の 持ち高をネットではなくグロスベースで算出することを 国際的な基準として定めた。デリバティブ商品を多く持つ…
欧州中央銀行(ECB)のメルシュ専務理事は26日、 ECBが域内銀行の監督を担うに当たり、各国の 規制当局や民間から1000人以上のスタッフを 雇用する必要があるとの見方を示した。専務理事によると、各国レベルの規制当局と役割を 分担することで、雇用者数は…
欧州中央銀行(ECB)のアスムセン専務理事は26日、 銀行が破綻した場合の損失負担を投資家や債権者に求める 「ベイルイン」について、各国の規制当局に与えられる 柔軟性は限定的な範囲にとどめるべきとの見解を示した。専務理事はパリでの会合で、民間に銀…
26日実施されたオーストラリア与党・労働党の党首選で、 ラッド前首相がギラード現首相に勝利した。ラッド前首相は3年前、当時のギラード副首相に 退陣に追い込まれた経緯があり、劇的な返り咲きとなった。ラッド前首相の得票数は57票、 ギラード首相は45票…
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は26日、 ユーロ相場の上昇について、ユーロに対する 信頼がある程度回復したことが要因との見解を示した。ユーロ相場はECBにとって政策目標ではないとしつつ、 ユーロ相場は物価安定と成長にとって重要と指摘した。また、こ…
参議院は26日の本会議で、安倍晋三首相に 対する問責決議を野党の賛成多数で可決した。首相問責決議案は、24日、25日の予算委員会での 集中審議に首相が出席しなかったことを受け、 生活の党、みどりの風、社民党が共同提出していた。民主党は提出には加わら…
国際通貨基金(IMF)の首席エコノミスト、 オリビエ・ブランシャール氏は25日、米連邦準備理事会 (FRB)当局者による緩和縮小に関する発言が世界の 金融市場を不安定化させる可能性があるとの見解を示した。その上で、最近の市場の動きは誇張されていると指…
イングランド銀行(BOE、英中央銀行)のチーフエコノミストを 務めるデール理事は、BOEや他の中央銀行が提供する刺激策は 過剰にリスクを取ることを促し、超緩和的金融政策を 解除する時がきても、その試みを困難にさせる可能性が あると述べた。この他のリ…
今月末に退任するイングランド銀行(BOE、英中央銀行)の キング総裁は25日、米連邦準備理事会(FRB)が 資産買い入れを停止する時期を示したことを受け、 市場は各国の中央銀行が利上げを開始する頃合いに ついて性急な判断をしたと述べた。総裁は議会の財…
格付け会社S&Pの欧州・中東・アフリカ(EMEA) ソブリン部門責任者、モーリッツ・クレーマー氏は25日、 ユーロ圏周辺国の資金調達コストはまだ「危険水域」からは ほど遠いと述べた。米連邦準備理事会(FRB)による刺激策縮小への懸念や 欧州中央銀行(ECB)…
メルケル独首相は25日、欧州全体の成長底上げに向けて、 ドイツは内需を刺激する必要があることを認識していると述べた。首相は財界首脳向けの講演で「ドイツが欧州連合(EU) 安定の支えとしてだけでなく、確実に成長のエンジン役とも なれるよう」できるこ…
一部ユーロ加盟国の債務管理責任者は25日、 米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小観測による 自国の国債利回りに上昇ついて、債務返済能力を 直ちに脅かすことはないとの認識を示した。バーナンキFRB議長が前週、経済の改善が 維持されれば年内に資産買い…
欧州各国は、次回の銀行のストレステスト (健全性審査)について、欧州中央銀行(ECB)が 中心的な役割を果たし、より詳細な資産審査が 行われることで、これまでの審査で欠いていた 信頼性が高まることを望んでいる。過去のストレステストでは、アイルラン…
欧州中央銀行(ECB)のクーレ専務理事は25日、 ECBが緩和的な金融政策を解除する時期は 依然として遠いとの認識を示した。また、ECBは新たな措置について柔軟な姿勢を維持しており、 必要に応じて実施することができると語った。専務理事は、ユーロ圏の経済…
欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は25日、 ECBにとって緩和的な金融政策が依然として 適切だとし、出口はなお遠いとの認識を示した。ベルリンでの講演で、ECBの金融政策について 「物価安定は確保されており、全体的な経済見通しから 緩和的なスタンスが依然…
中国人民銀行(中央銀行)は25日、中国の全体の流動性に 不足はないとの見解を示しつつ、一時的に資金不足に 陥った銀行に対し、必要なら資金を供給する考えを示した。既に一部の金融機関に資金を供給したことも明らかにし、 短期金融市場の動揺を抑えようと…
麻生太郎財務相は25日午前の閣議後会見で、 緊急時に通貨を融通し合う通貨スワップ協定の 一部を延長しないことで韓国と合意したことについて 「期限がきたから。向こうから要請もなかった」と、 その背景を説明した。日本の財務省と韓国銀行(中央銀行)は2…
米ミネアポリス地区連銀のコチャラコタ総裁は24日、 連邦準備理事会(FRB)は失業率が5.5%に低下するまで ゼロ金利政策を維持する必要があるとの考えを改めて示した。FRBが現在実施している資産買い入れについては、 インフレ見通しが2.5%を下回る水準で推…
ダドリー米ニューヨーク(NY)連銀総裁は24日、 金融危機の後、中銀の景気支援能力が阻害されている 状況では、金融政策は「どちらかと言えば一段と緩和的」 であるべきかもしれないとの認識を示した。金融政策を検討するに当たっては、 金融不安定を考慮す…
日本の財務省と韓国銀行(中央銀行)は24日夕、 7月3日に期限を迎える30億ドル規模の 通貨スワップ協定を延長しないことで 合意したと発表した。日本の財務省は延長見送りの理由を 「両国の経済情勢を踏まえ、両国が それぞれ必要ないと結論づけた」 と説明…
日銀は24日、スイスのバーゼルで23日、 日中韓の中央銀行総裁による第5回 日中韓総裁会議が行われたと発表した。日中韓における最近の経済、 金融情勢について意見交換を行ったという。
日銀は24日、黒田東彦総裁が 7月29日に都内で講演するとの予定を公表した。内外情勢調査会が開催する懇談会で 12時半から1時間ほど講演及び質疑応答を行う。
米ウォール・ストリートジャーナル(WSJ)紙は、 関係筋の話として、国内の銀行が連邦規制当局に対し、 将来的な危機の際に「大き過ぎてつぶせない」金融機関を 再建するための資金を確保する方法を提案したと伝えた。WSJによると、5月22日の米連邦準備理事…
ドイツ連銀のバイトマン総裁は、ユーロ圏諸国や 民間セクターは現在の低金利局面が続くと 考えるべきではない、との見解を示した。南ドイツ新聞のインタビューで同総裁は、欧州中央銀行 (ECB)の債券買い入れを批判、ドラギ総裁は責務の 範囲内で買い入れを…
国際決済銀行(BIS)は年次報告で、各国中銀は、 市場の混乱を恐れて量的緩和策などの解除を 遅らせてはならないとの見解を示した。中銀が解除を示唆することで市場は混乱する見込みで、 混乱を回避するために解除を遅らせることで リスクがいずれ高まるとし…
新華社は23日付で解説記事を掲載し、中国には 十分な流動性があり、最近の短期金融市場の 金利急上昇は、投機的取引や影の金融システムの 広がりによって引き起こされた市場のゆがみの 結果だと指摘した。新華社によるコメントは、ここ数年で拡大した 銀行融…
今週の為替相場は、ドルの買い戻しに 限界があることを意識させる動きが見られそうです。バーナンキ米FRB議長が、超緩和策の解除を 年内にも始めることを指摘しました。米経済の回復と失業率の改善が前提条件です。この二つの条件について、最近の米景気指標…